カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2018年6月20日 (水)

ジャスティス・リーグ

★★★☆

製作:2017年 米国 上映時間:120分 監督:ザック・スナイダー

 ジャスティス・リーグとは、アメリカの出版社DCコミックが刊行する漫画雑誌に登場するスーパーヒーロー集団のことを言うのだが、メジャー・リーグの名をもじったらしい。本作ではスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、アクアマン、サイボーグの6人が登場する。
 また本作は、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』におけるドゥームズデイとの戦いから数ヶ月後の物語を描いている続編ともいえる。従ってスーパーマンは死亡したことになっているのだが、そのために宇宙の悪人ステッペンウルフが地球に侵略してくるのだった。そこでバットマンが地球を守るために、超人たちを集めてステッペンウルフに立ち向かうという流れになるのである。

 ここまでだと、なんとなくマーベルの『アベンジャーズ』と変り映えしないのだが、後半になって最強の超人であるスーパーマンが復活するところが本作の最大の見所となる。もともと最強なのだが、復活後はさらにパワーアップし、もうどんな超人が束になってかかっても子ども扱いになってしまうほどの超・超・超人となってしまう。スーパーマン信奉者の蔵研人(クラ・ケント)としては、それだけで痺れてしまった。
 まあそれはそれとして、地球の危機だっていうのに米軍は全く登場せず、たった5人(スーパーマン復活前)の超人たちに全てをお任せというのも現実的だな。そのほかにも間の合わないことが山ほどあるのたが、そもそも超人の存在自体が非現実的なのだから文句を言っても始まらないだろう。それにめでたくスーパーマンが復活したので、もうそれだけで、あとはどうでもいいじゃないか。

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2018年6月16日 (土)

ワンダー 君は太陽

★★★★☆

製作:2017年 米国 上映時間:113分 監督:スティーブン・チョボウスキー

Wonder
 実話なのかと思ったら、原作は500万部を売り上げるベストセラーになったR・J・パラシオの児童小説だという。ストーリーの中味は、変形した顔の先天性障害を持つ少年が、いじめなどの困難を乗り越えてゆく姿を描くヒューマンドラマである。
 なぜこのような話が児童文学として書かれたのだろうか。実は作者とその息子が、街で顔が酷く変形している少女と遭遇し、それを見た息子が恐怖心のため大泣きしてしまったと言う過去があったからのようである。そして作者はこれを教訓として、息子だけではなく多くの子供たちに、本当に大切なことを教えるために筆を執ったという。

 こうした作品は得てして暗く悲しくなるものだが、本作はあくまでも明るく前向きに描かれている。また主人公の少年だけではなく、姉や友人たちの目線からストーリーを紡いでゆくという手法もなかなか分かり易いし、人は誰でも悩みを抱えているのだと考えさせられる。さらには子どもたちは、一時は残酷だったり意地悪だったりするのだが、本質的に悪いやつは誰もいないのだと主張している。
 いずれにせよ、ネットの評判通り心温まる素敵な作品であった。脚本、演出、演技、主題歌どれをとっても素晴らしい、久々の満塁ホームランと言ってよいだろう。こうした映画こそ、是非とも家族揃って鑑賞して欲しい。

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2018年6月11日 (月)

父よ

★★★☆
製作:2001年 フランス 上映時間:115分 監督:ジョゼ・ジョヴァンニ

 『穴』、『冒険者たち』の原作者で、映画監督でもあるジョゼ・ジョヴァンニが、自分自身の自伝を監督した作品だと聞きました。良い映画だとは思うのですが、どうにもあの前半の退屈さと暗さには辟易しました。またそれでなくとも分かり難い作品の中で、絶えず時間を前後させるテクニックを使っているので余計に疲れました。

 ブリュノ・クレメールの演ずる父親は、自分の心を開かない頑固で意地ぱりな古いタイプの男であり、無実のまま死刑執行が決まりそうな息子を助けるため金と体を使い、あらゆる手を尽くし奔走します。そして最後には被害者に罵倒されながらも、彼らの特赦書を手に入れ息子を救い出すのですが、息子には自分の行動はひた隠しにします。なにか高倉健の任侠映画を観ているような気がしました。

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2018年6月 6日 (水)

美しい夏キリシマ

★★★☆
製作:2002年日本 上映時間:118分 監督:黒木和雄

 ネットの評価がかなり高く、またインテリの集まる岩波ホールでの単館上映、さらに出演者も渋い役者ばかり・・・という「通好み」の雰囲気が漂うこの映画をDVDで鑑賞してみた。
 従ってかなり期待して観たのがいけなかったのか、私の知力が劣っているのか、正直言ってちょっと期待外れであった。もちろん決して悪い作品ではないし、映像の美しさも役者の演技もまずまずだと思うのだが・・・。

 内容的には、戦争と終戦後の歴史を追いながら、日本人の葛藤を描いてゆくという重いテーマが詰まっていて、かなり見応えのある作品のはずなのだが・・・。残念ながら、ストーリーにメリハリがなく、淡々とした展開が続くため印象に残るシーンが少なく、1週間経った今では、ラストシーンさえよく思い出せないのだ。また登場人物間に存在する過去のしがらみをはっきり説明しないので、その相関関係から生じる葛藤を十分に感じ取れない。だから心から感動することもできなかったのかもしれない。

 それにしても思い出すのは、租父役の原田芳雄が、いつも孫である主人公を叱っているシーンと、悲しいかな石田えりと兵隊とのSEXシーンくらいなのである。またこのSEXシーンも中途半端で、ヌードも出ないし迫カもなかった。せっかくの石田えりが、宝の持ち腐れになっていたのは、非常に残念であった。

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2018年5月30日 (水)

衝動殺人 息子よ

★★★★

製作:1979年日本 上映時間:131分 監督:木下恵介

 今から40年近く昔に製作された名作であるが、ずっと観よう観ようと思いながらも、なんとなく見逃し続けていた。それをやっとTV放映されたものの録画によって鑑賞することが叶った。ただ若山富三郎が主演であることだけはしっかり承知していたのだが、監督があの『二十四の瞳』や『喜びも悲しみも幾歳月 』の木下恵介だったとは、この録画を観るまで分からなかった。

 ストーリーは、縁もゆかりもない行きずり殺人で一人息子を殺された父親が、悲しみと苦悩に明け暮れる日々を描いている。そして彼がその苦悩を拭い去るため、また息子の恨みを晴らすために、同じ境遇の遺族たちを訪ね歩き、被害者遺族の会を設立して彼等を保護する法律を作る運動を進めてゆく姿も描いてゆく。

 原作は『中央公論』で連載された長編ノンフィクション「衝動殺人」である。また父親役を好演した若山富三郎は、キネマ旬報主演男優賞・ブルーリボン賞・毎日映画コンクール・日本アカデミー賞などの主演男優賞を総なめした。さらにはこの映画が世論を動かして、『犯罪被害者給付金制度』の成立に貢献したとも言われている。

 身体が動かなくなるまで夫婦で全国を歩き回り、被害者の会をリードした姿はあの横田さん夫婦とも重なってしまうではないか。またかなり重いテーマで上映時間も長いのだが、回想シーンを多用して家族の情愛を描いているため、遺族たちの深い悲しみがひしひしと伝わってくるのだ。
 それにしても凄いキャストだ。若山富三郎、高峰秀子のほか、田中健、大竹しのぶ、田村高廣、中村玉緒、藤田まこと、近藤正臣、加藤剛、橋爪功、吉永小百合など主役級の俳優が惜しげもなく登場するのである。それはそれとして、いま観ても全く古臭くないところが名作の名作たる所以だろうか。

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2018年5月24日 (木)

日本侠客伝

★★★☆

製作:1964年 日本 上映時間:98分 監督:マキノ雅弘

 今から半世紀以上前に製作された映画であり、その後全11作も製作された日本侠客伝シリーズの原典である。主演は高倉健と中村錦之助であるが、脇を松方弘樹、津川雅彦、長門裕之、田村高広、品川隆二、大木実が固め、女優陣は三田佳子、藤純子、藤間紫、南田洋子という、今から考えると超豪華キャストなのだ。それにしても当たり前だが、全員若い、若い、若い、若いよねー!!。

 ストーリーは、深川で運送業を営む木場政組が、ライバルである沖山運送の妨害工作に悩まされているところからはじまる。そんな一触即発状況を心配して、病床に臥せっていた木場政親分だったが、無理を押して沖山運送に出向いたのが仇となり、病状をこじらせて帰らぬ人となってしまう。
 そしてそれを機に、沖山運送は汚い手を使いながらますます勢力を伸ばしてゆく。反面、木場政組はだんだん追い詰められてゆくのだが、そこに除隊した辰巳の長吉(高倉健)が木場政組に帰ってきて小頭に就任し、沖山運送に立ち向かうのであった。じゃじゃん、じゃんじゃん。

 と言ったよくある任侠パターンである。まあそれなりに面白いのだが、高倉健にしても錦之助にしても超人の如く強いわけではないのだ。彼等は男気に長けていてパワーもあるのだが、独りで敵を簡単に蹴散らかすことは出来ない。ある意味で現実的な路線なのかもしれないが、そのあたりにやや物足りなさを感じてしまったのは、時代の違いなのか趣味の問題なのだろうか・・・。

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2018年5月19日 (土)

自虐の詩

★★★★

製作:2007年 日本 上映時間:115分 監督:堤幸彦

 原作はなんと業田良家による4コマ漫画なのだが、4コマと言いながらもストーリー漫画風のドラマチックな展開と涙なくしては語れないお話のオンパレードだった。
 これを映画化するのはかなり難しいはずだと思っていたが、阿部寛と中谷美紀のコンビがその困難を振り払い、実に素晴らしい映画として完成させてしまった気がする。また一番泣かされたのは、高校時代の親友・熊本さんとの別れと再会のシーンかもしれない。

 幸せになりたい。誰もが願うことであるが、真実の幸せとはいろいろな苦労も乗り越えた先にある平凡だがほのぼのとした人生ではないだろうか。改めて人生とは何かを考えさせられる映画であった。とにかく騙されたと思って、実際にこの映画を観てみることだ。百聞は一見にしかずである。

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2018年5月11日 (金)

無限の住人

★★★

製作:2017年 日本 上映時間:141分 監督:三池崇史

 余りにも評価が低いので、通常ならまず観ないのだが、かつて夢中になって読み込んだ漫画の映像化なので、素通りしてしまうわけには行かなかった。それにしてもかなり長い上映時間だったが、それでも全く役に立たないのだ。
 つまり一作完結の映画では、原作の面白さが全く味わえなかったのである。むしろ映画ではなく、連続テレビドラマとして製作したほうが成功したのではないだろうか。

 キムタクは殺陣が素晴らしいし、風貌や態度も原作のイメージ通りで、かなりその熱演ぶりが胸に伝わってきた。ただヒロインの凛を演じた杉咲花は私のイメージからは大きく外れていたし、天津影久役の福士蒼汰もちょっと違うような気がする。
 それに画面がやたら暗いし、喋っている言葉もよく聞き取れないのだ。つまり脚本が悪いだけではなく、ミスキャストに加えて映像・音響効果も非常に良くないのだ。

 初めはキムタクの不人気とか、原作ものによくあるいちゃもんなのかと思っていたのだが、これらが悪評の原因だったようである。せっかくの原作と、豪華キャスト陣を誇りながら、監督の責任によって悪評原因を創り出してしまったのは実に残念な気がするね。

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2018年5月 3日 (木)

いぬやしき

★★★★

製作:2018年 日本 上映時間:127分 監督:佐藤信介

Inu

 原作のマンガは第一巻を読んだだけなので比較は難しいのだが、少なくとも主演の木梨憲武が、犬屋敷壱郎の役柄にぴったりはまり切っていたのは間違いないだろう。
 それにしても、あの空中戦に関しては、とうとう邦画のVFX技術もここまで来たかと驚かされるレベルに達していたような気がする。ただなんとなく『マン・オブ・スティール』の戦闘シーンを彷彿させられたし、犬屋敷壱郎の佇まいは、『中年スーパーマン左江内氏』にそっくりだったのが気になってしまった。

 ストーリー的にはストレートで分かり易く、人生物語的な流れも感じられてちょっぴり胸きゅんとなるに違いない。そして中盤までは特に中年男性の観客の心が、スカッと感に満たされるはずである。
 だが佐藤健演じるところの獅子神皓が、大量無差別殺人を繰り返すシーンが続くと、せっかくのスカッと感も吹き飛んでしまった。なんとそのくだりが、伊藤英明の『悪の教典』の殺戮シーンを観ているようで、気分が悪くなってしまったのだ。
 また謎のラストシーンは、続編を意図するものなのだろうか。そうでなければ、余り意味のないシーンのような気がするのだが…。まあ何だかんだ言っても、いずれにせよ、面白い映画であることは間違いないだろう。

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2018年4月21日 (土)

テルマエ・ロマエ II

★★★

製作:2014年 日本 上映時間:112分 監督:武内英樹

 初回作は未だかつてなかった奇想天外な展開に驚き大笑いしたはずである。だが第二作ともなるとかなか難しいのだ。ことにこうしたショートストーリーの繰り返しのようなパターンでは、もはや笑うことさえ出来なかった。原作にはなかったけれど、せめて上戸彩と阿部寛のラブストーリーをもっと煮詰めていれば面白かったと思うのだが・・・。

 唯一の収穫は、久しぶりに何とあの『てなもんや三度笠』で藤田まこととコンビを組んでいた「白木みのる」がラーメン屋のおやじ役で出演していたことである。いやーっそれにしても懐かしかった。83歳になったらしいけど、まだまだ元気だったんだね。
 まあもう三作目はないと思うが、これで打ち止めにして欲しいよね。さよなら、さよなら。

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