カテゴリー「旅行・地域」の記事

2008年6月22日 (日)

シニアのためのディズニーシー

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 ディズニーランドがお子様向けだとすれば、ディズニーシーのほうは大人向けと言ってもよいだろう。
 ランドはディズニーキャラクターの着ぐるみマスコットが、そこかしこにウロウロしているが、シーのほうでは余り見かけない。またアトラクシションも、遊園地的な乗り物よりも、船や列車などの現実的な乗り物に力を置いている気がする。
 それにかなり「ステージショー」が充実しているのだ。時間的には短いものの、3本も観れば1万円位の価値があるかもしれない。それに機械的なアトラクションと違い、生身のショーは迫力があっていいよね。大人がリピートしても、飽きないはずである。
 だからシニアは当然ランドではなく、シーを目指す。だからといって、孫連れで行くことを薦めている訳ではない。是非勇気を振るって、シニア同士達でチャレンジしてみようではないか。

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 さて嬉しいことに、ランドもシーも、シニアパスポートは、5100円と超破格の割引料金が適用される。通常料金が5800円、マジックキングダムでも5400円なのだから、その安さが判るというものだ。
 さてシニアにとって一番困るのは、どんなアトラクションが、どこの場所にあるのか、一体どんな内容なのかが、さっぱり判らない事である。ましてや、混雑していて1時間以上も並ぶのは、まっぴらごめんであろう。
 そうしたシニアのために、極力待ち時間が少なく、無駄に歩かず、満足出来るショーやアトラクションを、効率よく巡り歩く『シニア向けコース』を考えてみようか。

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 まずシニアはまっとうに会社に行く必要がないのだから、絶対平日に出かけようじゃないの。もちろん、GWや夏休み、年末年始などの連休は、もってのほかである。
 また働いているシニアも、どんどん有休をとりなさい。もし未だに「会社人間」から脱却出来ない輩は、そもそもディズニーリゾートなんぞに興味はないだろうから、ここでは無視することにしよう。

 次に日帰りはきついので、当日の夜は近くのホテルを予約しておこうね。電車で行く場合は、ディズニーのオフィシャルホテルであるベイエリアのホテルが便利である。
 JR舞浜駅前にある「ウェルカムセンター」で仮チェックインすれば、荷物をホテルまで運んでくれるし、入場制限のないパスポートも購入出来るから嬉しい。それにオフシーズンの平日なら、これらの豪華ホテルに、朝食付で1万円前後で泊まれるよ。

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 さていよいよ次は、シニア向けのショーやアトラクションの見所について紹介しよう。地域ごとに、危険なコースター系の乗り物や、お子様向けのアトラクションを避けてセレクトしてみた。

 まず出入口正面にある大きな港メディテレーニアンハーバーでは、船を使ったパレード風のショーや花火が行われるので、ネットなどであらかじめ開始時間を把握しておこう。
 港の右にある舟着き場から、ロストリバーデルタ行きの蒸気船(トランジットスチーマーライン)、向って左側の建物の裏手にあるベネツィアン・ゴンドラもお勧めだが、夜は超混雑することと、海上ショーの開催時にはストップしているので要注意。 

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 港から左手の方向へ行くとオールドアメリカンな街並が続き、正面には大きな汽船が見える。
 ここアメリカンウォーターフロントでは、収容人数1500人を誇る大型屋内劇場ブロードウェイ・ミュージックシアターでの『ビッグバンドビート』と呼ばれるジャズとタップダンスのショーが楽しい。またミッキー、ミニー、デイジー、マリーのキャラクターも出演するので、小さい子供でも楽しく観ることができる。そうした演出がディズニーの素晴らしいところだね。

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 パークを一周する蒸気船(トランジットスチーマーライン)に乗ったら、高架電車(エレクトリックレールウェイ)に乗ってポートディスカバリーへ行こう。足の悪い人は係員に頼ベばホームまでエレべーターを使えるよ。
 ポートディスカバリーでは『アクアトピア』という水上コーヒーカップがお勧めだ。余り待たずに楽しめるし、夜はロマンチックな照明に酔い知れることだろう。

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 またここポートディスカバリーの一番人気は、ストームライダー』という、嵐を擬似体験出来るアトラクションだ。前方のスクりーンを観ながら座席も揺れるという、ランドのスターツアーズとそっくりのアトラクションである。それほど怖くはないが、終盤にスプリンクラーで水をかけられることを覚悟しておこう。このアトラクションは、必ず大行列になるので、ファクトパスをとるか、夜9時ころに訪れるほうがよいだろう。

 ポートディスカバリーから、ロストリバーデルタまでは、歩いてもたいした距離ではない。次はロストリバーデルタの船着き場手前にあるハンガーステージで『ミスティックリズム』というショーをみよう。このショーこそ、シニアにとっては、ディズニーシー最大の見所となるので絶対に外さないこと。
 森の中に滝が流れ、動物や精霊たちが、空中パフォーマンスを含めて、縦横無尽に動き回る。劇団四季の『ライオンキング』や、シルク・ドゥ・ソレイユの『ドラリオン』を髣髴させられる神秘的な世界。照明も音楽もダンスも幻想的で、必ず心が癒されるはずである。このショーの間隔はかなり長いので、事前に開始時刻を必ず調べておこうね。

 さてこのショーが終ったら、次は橋を渡って林の続く道を通って『アラビアンコースト』に向かおう。途中、シーで一番人気のアトラクション、インディージョーンズ』がある。しかしここは何時間もの行列に耐えなくてはならないし、暗闇のコースターという創りで、シニアには少しきついのでパスしてしまおう。どうしても乗りたい、というシニアは、20分程度の待ち時間で済む夜9時以降に訪れたほうがよいだろう。

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 『アラビアンコースト』でのお勧めは、マジックランプシアター』かな。劇と3D映画をドッキングさせたアトラクションでユニバーサルスタジオの『ターミネーター』と似ているかもしれない。それほど面白くはないが、一度観ておいても損はしないだろう。

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 次は『アラビアンコースト』の向かい側にある『マーメードラグーン』へ行こう。ここはほとんどのアトラクションが地下にあるので、雨が降ってきたときは混雑するかもしれないね。
 この中は薄暗くて、かつボンヤリ灯る照明が幻想的なので、これまでのシーの印象とは、だいぶギャップを感じることだろう。さてここでの見所は、なんといっても『マーメードラグーンシアター』で、人魚姫と魚たちとのミュージカルが楽しい。そして彼等の空中パフォーマンスに大注目である。

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 マーメードラグーンを一周したら、ロストリバーデルタの船着き場まで歩いて、蒸気船に乗ってメディテレーニアンハーバーに戻ろう。これでミステリアスアイランドを除いて、ほぼ全地城を巡ってしまったことになる。
  ミステリアスアイランドは後回しにして、メディテレーニアンハーバー周辺にあるイタリアンレストランで、ピザをつまみにして生ビールなどを飲もうじゃないか。

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 あとは休憩しながら、残ったアトラクションやショーの優先順位をつけてみよう。観るべきポイントは既に書き尽くしたので、あとは各人の体力と趣味に合わせて、どうするかを決めて欲しい。

 最後におじさんが困ったのは、喫煙所が少なく、分かり難い場所に隠すように置いてあることだ。各テーマポートに1カ所はあるはずであるが、地図を見てもよく判らず、結局2ヵ所しか発見出来なかったな。
 あと海の近くで風が強いため、季節によっては、かなり寒い日もある。荷物にはなるが、リュックなどに折りたたみのウィンドブレーカーを忍ばせておくと良いかもしれない。ではシニア諸君、たまには青春時代に戻って、ディズニーシーを十二分に堪能してちょうだいね。

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2007年11月23日 (金)

奥秩父紅葉狩りの旅

 秩父方面へ来るのは数10年振りである。当時、年末年始を田舎で過ごそうと、秩父鉄道の終点からひとつ手前の白久という駅で降り、『鹿の湯』というランプの宿に泊った記憶がある。
 もうこの鹿の湯は廃湯になっているが、このあたりの地名を聞くだけで、懐かしさがこみあげてくる。今回は白久の手前の武州日野にある『白雲荘』という宿に泊ることにしたこの宿は部屋数が10室と小じんまりしているが、小綺麗で渋味の香る佇まいが嬉しい。

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 また小じんまりしているからこそ、料理も美味しいのだ。ぼたん鍋を期待したのだが、最近は鴨鍋に変更してしまったのが残念である。

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 部屋の造りは、それぞれ特長があり、何回来ても楽しめるようになっているそうだ。私の泊った部屋は和洋折衷で、吹き抜け天井仕様に古い家具がよく似合う。

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 また全室に露天風呂が付いているのだが、これが雰囲気抜群で、かなり豪華なのだ。庭を含めると、風呂場の広さは、居室以上なのだから贅沢だよね。
 これでほとんどの部屋の宿泊料が、2万円末満なので二度びっくり。出来れば連泊して、ゆったりと露天風呂で寛ぎたいところである。
 秩父の温泉は穴場かもしれない。ここ以外にも、秩父七湯といわれる温泉が点在し、『秘湯を守る会』に加入している宿も数軒ある。
 また秩父の夜祭り、長瀞、紅葉、きのこ狩りなどの見所・遊び所も多い。それで東京から近いうえに、小綺麗で雰囲気の良い格安料金の宿が多いから嬉しいのだ。
 なんだか宿の宣伝マンのようになってしまったので、話題を変えることにしよう。次は長瀞のラインの話である。

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 小さな木舟に乗客が20名。船頭が前後に1人ずつ乗って船を操る。前方で舵をとるのがべテランで、後方はガイド役を兼ねた新人という組合わせ。この組合わせは、1年間変らず続くという。だから息が合うのだろうか。
 船下りコースは二つに分かれる。上長瀞から長瀞までのAコースと長瀞から終点野上までのBコースがある。それぞれ約3Kmの行程で、通しのCコースというのもありだ。

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 長瀞の語源は、長くトロトロとした流れが続くところからきているという。だから流れはゆったりとしていて優雅である。だが水量が増えると、一部の場所が急流となり水しぶきがかかるという。
 私が乗ったBコースでは、ギリギリ少な目の水量のため、船はそれこそトロトロで、恐怖感は全く湧かなかった。それにしても舟下りをしながらの、奇岩と紅葉見物は楽しいよね。
 船は川の流れに乗って進むだけなので、上流には漕ぎ戻すことが出来ない。それで人間はマイクロバスに乗り、船は数隻まとめてトラックで運ぶのだ。クレーンで船を吊り上げて、
トラックに載せている様子を観れば、あっと驚くため五郎であろう。

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 これで船賃は、AコースもBコースも約1500円。高いか安いかは、その人の価値観によるが、次はAコースを下ってみたいね。
 さて昼食どきは、ソバ屋に行列が出来る。秩父のソバはこしがあってなかなか旨い。だが歯ごたえのある「みそ田楽」はもっと美味しかったな。
 次は
紅葉の名所中津峡。黄色・赤・オレンヂに染まった渓流沿いをゆっくりとドライブするのも楽しいし、目の保養になる。行けども行けども景観が続くので、かなり奥地まで走り込んでしまった。
 するとだんだん紅葉も少なくなり道も狭くなってくる。そのうえ道路が半分陥没しているではないか。ここでこの先を進むのを諦めて、来た道をそのまま戻ることにした。

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 トンネルを越えたところに、行きに観た茶店があったので、そこでしし鍋を食って一服つける。おっとその時、草むらから大きな猪が出現!

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 と思ったら、なあ~んだ剥製じゃないか。それにしても驚かせるなってば。
 さて次は三峰神社へ行こうと、ロープウェイ乗り場に行ったら、ただいま運行休止中だという。この絶好の行楽季節に休止とは不届きな野郎だ。
 あとで判ったのだが、ロープウェイは休止ではなく、廃止になったのだった。その理由は、古くなったロープウェイの支柱が金属疲労を起こしていて、その補修に約10億円かかるからだという。
 実は山頂迄の道路が開通してから、ロープウェイの利用者がピーク時の約20%程度に激減し、補修したところでその費用を回収する見込が立たないらしい。無理にその費用を捻出すると、運営母体の秩父鉄道の存続まで危ぶまれるというのだ。
 そんなわけでロープウェイには乗れずじまい。それで山道をぐるりと回わり、車1台しか通れない小さなトンネルと秩父ダムの上を通って三峰山頂へ向かった。
 ダムを抜けると、急に道幅が広く綺麗に舗装された道路が続く。それに山頂には、りっぱな駐車場が作られているではないか。
 ただこんな山奥で駐車料金500円は少し高いかな。しかし先程の新しい道路の通行料だと思えばこんなものかもしれないね。
 三峰神社に行くには、さらにここから約15分山道を歩かなくてはならない。それにしても、よくこんなところに神社を建てたものだと感心してしまう。

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 とにかく立派な神社だった。最近建て替えた本堂も凄いが、日本武尊の石像も立派なものだ。なぜかその脇に極真空手の故大山倍達総裁の石碑が建っていた。

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 極真空手がこの神社の有力スポンサーなのだろうか。いずれにしても大枚を叩いてくれるスポンサーがいなければ、こんな立派な神社は建たないはずである。
 帰りは道の駅に立ち寄って、地元の野菜やそばなどを買った。その入口に、「最近山合いに熊が出没するので注意!」という立て看板を見つけてどきっとしたねえ~。
 いつの間にか薄暗くなってしまい、走ったことのない正丸トンネルを越える勇気がない。しかたなく大渋滞の秩父市内を抜けて、行きに降りた花園インターに向かった。

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2007年9月29日 (土)

姫川温泉 国富翠泉閣

 東京からは、中央高速から長野道の豊科インターを降りて、国道147号を糸魚川方面に約80分下った山の中にある一軒宿であります。
 またローカル線の宿を楽しみたい人なら、大糸線平岩駅からも徒歩約10分位で行けます。
 この宿は、ちょうど姫川と大糸線に挟まれてひっそりと建っていますが、過去に台風で宿の一部が流されて、平成7年頃全面リニューアルしたと聞きました。

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 そのため館内は非常に綺麗で、近代的な設備となり、整理整頓も行き届いているので、女性客に好評です。また部屋から観る山々と大糸線と、この旅館とを組合せた眺望が、なぜか、ピタりとハマっていました。
 風呂は、男女それぞれガラス張りの大きな内湯と、姫川の大赤石を積み重ねた古風な露天風呂があり、ともに源泉かけ流しの豊かな湯量を誇っていました。

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 泉質はナトリウム系無色無臭ですが、湯底の石のせいか、薄緑色のようにも見えました。
 夏の露天風呂は、大きなアブが多いため、風呂全体をネットで覆っているので、趣が薄れるのが残念です。しかしかくいう私めも、ネットを潜って入ってきたアブに、首の後ろ側をしこたま刺されて、2週間以上真っ赤に腫れあがってしまったので、くれぐれもご注意ください。
 さてお風呂のお話しですが、ここは本館と風呂場がやや離れており、渡り廊下を通って風呂に行くのですが、これもなかなか風情があって楽しいものです。(この渡り廊下は屋根付、囲い付なのでアブの心配はありません)
 また廊下の途中には、無料マッサージ機や、姫川の冷水サービス、喫煙所などが設置されています。

 更に脱衣室もゆったりとしていて、貴重品入れも完備されていて、文句のつけようがありません。
 それから、渡り廊下の中央あたりに新しい建物を増設中で、宿の人に尋ねたら、貸切風呂が3つ出来るようです。(現在は完成しています)
 さて長々とお風呂の話をしましたが、何といってもこの宿の一番の自慢は、糸魚川の魚と近くの山で取れる山の幸等の豊富な食材を使った懐石料理でしょう。
 またここの料理は、2重3重に丁寧に味付を重ねてあるので、どんなものを食べてもイヤ味がなく、上質なフランス料理を食ベているような気がしました。

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 最後にもう一度誉めたいのは、従業員のしつけが大変良かったということです。いつも明かるく、礼儀正しく、キビキビとした若い女性が多く、とても気分が良くなりました。
 旅行の目的は、金と時間を使って『癒し』を手に入れることですから、当然旅館のほうも、客のニーズに沿って、『ロケーション、設備、温泉、食事、サービス』を充実させなくてはなりません。
 それらの条件をほとんどクリアしているのが、この姫川温泉国富翠泉閣でした。

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2007年8月12日 (日)

下部温泉

 河口湖インターから本栖湖方面に走ってゆくと、青木ヶ原樹海が広がってくるが、その手前に『鳴沢氷穴』がある。このあたりには洞窟が多く、いずれも富士山噴火による副産物だという。

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 鳴沢氷穴は全長約150mの洞窟だが、洞窟の中はつららが床に繋がって氷柱になり、常に零度以下の状態だという。狭くてアップダウンが激しく、天井が1m以下の場所もある。下手をするとこけたり、頭をぶつけたりするので、手すりにしがみつきながら腰を落して蟹の横這い状態で進んだ。お陰で翌日は太股が痛くて痛くて参ったね。
 さて洞窟探検を終えて、次は本栖湖に向かった。この湖は山中湖や河口湖のような賑わいはないが、のどかでゆったりとした包容力がある。しかもコバルトブルーにきらめく透明な水面が神秘的で美しい。

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 この本栖湖沿いに伸びる本栖みちを身延方面に下ってゆくと、ローカル線の「身延線」が右側から左側に交叉してくる。暫くして下部温泉郷入口で常葉川を渡ると「下部温泉駅」という小さな駅のすぐ手前に、広大な敷地を有する旅館があった。

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 鉄筋八階建の大きな旅館だが、広大な敷地には沢山の木々が繁っているので、まるで「森の館」という趣きがある。実はここが本日の宿泊場所『下部ホテル』なのだ。
 下部温泉といえば、武田信玄の隠し湯で有名であり、「飲泉」番付では日本一だという。また石原裕次郎がスキーで骨折したときに、この下部ホテルで長期療養したらしい。

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  この温泉の奥には、戦国時代に栄えた湯之奥金山遺跡がある。また10年前に、下部温泉駅から徒歩約3分の場所に、総工費約12億円をかけて、湯之奥金山博物館」が開館している。

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 このりっぱな博物館では、金山遺跡から出土した品々の展示や、当時の金山衆の生活などをジオラマやスクリーンで再現している。また砂金採り体験室では、水槽で実際に砂金採りが出来、採取した砂金は持ち帰ることが出来るのだ。
 博物館を見学して、再び下部ホテルへ戻り、池の端にある足湯に浸かった。背もたれが付いているので、庭木や池の鯉を眺めながら、ゆったりと足を浸す。とても寛いだ気分になれる、癒しのひとときであった。

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 このホテルの風呂は、「せせらぎの湯」、「ほたるの湯」、「かじかの湯」の三カ所に分れている。「ほたるの湯」は最近プールを潰して、新設した風呂場だという。「かじかの湯」はそれまで女湯だったが、現在はだだっ広い貸切風呂となっている。
 やはり新設された「ほたるの湯」が一番素晴らしい。ここは新しいだけではなく、内湯と露天を合わせて大小6つの湯舟があり、豪華絢爛な雰囲気が漂う。
 一方の「せせらぎの湯」は、湯舟が3つで古めかしい。しかも風呂場から、向かいの家や道路沿いを走る車が見えるので落ち着かない。
 そんな訳で、基本的に「せせらぎの湯」が男性、「ほたるの湯」が女性用となっている。ただし夜9時頃から11時頃迄だけは、男女が入れ替わるというシステムだ。
 さてタ食がまた楽しい。ミニ懐石に「おばんざい」のバイキングという組合せ。素朴な故郷の味でお腹が一杯になるだろう。また食後には玄関先での盆踊り、従業員による太鼓ショー、餅つき大会などのイべントがあって楽しめる。

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 さて翌朝チェックアウトして甲府へと向かった。NHK大河ドラマ『風林火山博』を観るためである。運悪くこの日は猛暑日で、甲府市内は37度のカンカン照りであった。駐車場から会場までの炎天下をトボトボと歩くのが辛かったね。

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 そのあと甲州街道に戻って、勝沼ブドウの丘に行ったが、今年は日照時間が少なく、まだ巨峰が完全に収穫出来ないとの話だった。ここへ来たのは4回目であるが、ここから展望する甲府盆地の景色は、いつも観ても絶景である。
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 ここでお土産を買って、帰途についたのは午後5時過ぎで、心持ち涼しくなり始めたようだ。

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2007年3月21日 (水)

いざ稲取へ

 伊豆稲取へ来たのは二度目だが、稲取温泉に宿泊するのは初めてである。ここ稲取には漁港があり、もちろん魚は旨いが、ことに金目鯛の味が良い。また「吊るし雛」でも有名だ。

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 「吊るし雛」とは、「桃の節句」で雛段の両側に、はぎれで作った小さなぬいぐるみを吊るす風習である。この風習は江戸時代より伝えられ、子の成長を願う親の深い愛情の表れであるという。稲取以外では、山形の酒田と九州の柳川にも伝承されているという。

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 ぬいぐるみには、赤児やだるま、枕、手鞠などのほか、ねずみ、さる、うさぎ、鶴、など様々なものが飾られていた。町の中はこの「吊るし雛」一色で、あらゆる場所でこれらを展示している。もちろん本日の宿である『いなとり荘』の口ビーにも飾られていた。

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 この『いなとり荘』は、海のまん前に建つ全室オーシャンビューの和風旅館である。従って部屋からの眺望は抜群で、朝日の昇る方向に、伊豆七島を見渡すことが出来るのだ。ただ今回は残念ながら雨模様で、その絶景を拝むことが出来なかった。

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 『いなとり荘』の売りは、豊富な風呂と美味しい食事である。風呂は本館最上階にある大浴場と露天のほか、「ゆっくら」と呼ばれる別館にも3つの浴槽があるのだ。さらに有料だが4つの「貸切風呂」や「エステ」もある。
 そして夜の風呂上がりには、飲み物やデザートが出るし、朝風呂のあとには、「金目のみそ汁」が飲めるのは嬉しいね。至れり尽くせりだが、男性露天が周囲の建物からまる見えなのが気に入らなかった。男だから見えても良いというのは、いかがなものか。なんだか落ち着かないし、第一風情が味わえないではないか。

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 さて食事のほうは、まず5種類の魚から、刺身にしてもらいたい魚を2種類選択する。嬉しいことに、それとは別にさざえと伊勢海老も付いてくるのだ。

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 あとはなんと言っても金目鯛づくしが凄い。金目の土瓶蒸し、金目の味噌焼き、そして大望の金目の姿煮だぁ。やはりこれが一番旨いね。

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 さてこの宿のもう一つの自慢は、チェックイン2時、チェックアウトが12時という、ゆったりシステムであり、今回は本当にゆったりとくつろぐことが出来た。また来たくなる宿といえよう。

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 それから前日に伊東で立寄った、『花季(はなごよみ)』という海鮮割烹店もお勧めである。ここは弟が愛想の良い営業マンで、姉が調理場に入って腕を振う。

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 店の名前も含めて、まさに「女性による、女性のための料理店」であった。見た目が美しく、味も良い割には、リーズナブルな料金である。伊豆に行ったら、是非ここの海鮮ランチを食ベてみよう。

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2007年3月10日 (土)

新宿末廣亭

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  ここに来るのも約40年振りだ。当時はTVでも寄席の放送が多く、三遊亭金馬、桂米丸、雷門助六などのお馴染みの落語家達が、ここに登場していたのを覚えている。
 しかし現代のTVに出て来るのは、吉本系のお笑い芸人ばかりなので、落語家の名前が良く判らない。もっとも最近、TVはほとんど観ないので、吉本系の人が出演しても判らないけどね。
 もちろん落語が中心になるのだが、漫才、手品、曲芸、紙切りなども登場するので、長時間観ていても全く飽きることがない。ちなみに入場料は、2700円で映画に比ベれば高く感じるが、実質はかなり安いと思う。
 というのは、昼の部が4時間半、夜の部も4時間で入れ替えがないからである。さらに昼と夜は芸人も異っているのだ。ほぼ1日中楽しんで、今どき2700円の娯楽なんてあるはずがないよね。

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 入口には江戸勘亭流で書かれた芸人の名札が並ぶ。そして定員313席の狭い小屋であるが、なんとも粋な雰囲気が漂っている。
 中に入ると小さな売店があり、座席は中央が椅子席で、両サイドと二階が座敷になっていた。椅子席のほうが楽かもしれないが、空いていれば座敷のほうがくつろげるし趣があって良い。ここは実演中も自由に飲食出来るので、ゆったりした気分で楽しめる仕組になっているのだ。
 それにしても「寄席ブーム」というのだろうか、場内は超満員で立見している人達がいる。客層はどちらかと言えば中高年が多いが、若いカップルも目立っていたね。
 落語のほうも、堅苦しい古典落語一本槍ではなく、漫談風ヨタ話に始まり、本ネタも分かり易くアレンジしていた。一番驚いたのは女性の落語家が登場したときだ。時代の変遷にはかなわないが、すでに13人の女性落語家がいると聞いて二度びっくり。
 トンネルズ以降のTVでのお笑いは、ど突いたり罵ったりと品が良くないが、寄席では本物のお笑いを体験出来る。大声を出して心の芯から笑えたのは、ほんとに何10年振りであろうか。

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2006年12月10日 (日)

箱根仙石原への小旅行

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 箱根はいつも日帰りコースなのだが、今回はゆっくりと心の洗濯をしたくて、一泊することにした。
 午前11時頃に家を出て、真鶴道路にある海沿いの魚料理屋で、「あじのたたきと金目の煮付け」で遅い昼食をとる。

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 そのあと小田原に戻って、箱根へと向かったのだが、湯本まで大渋滞が続くので、少し嫌気がさしてしまった。石橋ICから小田原厚木道路に入れば、この大渋滞を避けられたのに、200円をケチったおかげでこの始末だ・・。
 そんな訳で仙石原の『ガラスの森美術館』についたときは、午後4時近くなってしまった。ただここはガラス玉のツリーが美しいので、薄暗いほうが良いのかもしれない。

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  ここへ来たのは2度目だが、たいぶ以前に訪れたので、余り記憶に残っていないはずであった。ところがひとたび館内に入ってみると、美しい池と橋、北欧風の建物などの記憶が蘇ってくるんだね。(はは、まだアルツハイマーにはかかっていないようね。)

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  ここは5時半に閉館なのだが、そんなに広くないし、一度来た事があるので、一時間程度で引き上げることにした。
 さて本日の宿は、この『ガラスの森美術館』から200mほど先にある『ハイランドホテル』なので、5時を少し回わったところでチェックイン。ただこの季節は夜が早い。ホテルに到着する頃には、既に夜のとばりが降りているではないか。
 ホテルの部屋はツインルームで、広いべッドに簡単な応接セットが付いている。また完全洋式のバスルームも不満のない広さだ。これなら、外人でも文句は出ないだろう。
 案の定、大浴場では米国人と日本人が、英語で話しながら入浴していたのである。たぶん、日本人の商社マンが、接待で箱根に招待したのだろう。ここは純ホテルであるが、大浴場は白濁の硫黄泉が湧いている。
 これなら外人は大喜びだろう。だが僕にはちょっと物足りない。湯舟が狭いし、露天がないからである。ホテル側もそれを知ってか、現在新しく露天風呂を建築中だという。

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タ食は懐石料理とフランス料理を選択出来るのだが、僕は迷うことなくフランス料理を予約した。思った通りシェフの腕前は一流で、文句のつけようがなかった。
 このホテルは、チェックアウトが12時なので、翌日はゆっくり起きて、お目当ての『ポーラ美術館』へと車を走らせた。

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 この美術館は、ポーラ化粧品が集收した世界の名画や陶磁器、そして世界の櫛などが展示されている。最近は、一億総美術館巡りの日本人だが、本当にこれらの美術品の価値が判って鑑賞しているのだろうか。もちろん僕には余り良く判らない。

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 それにこの美術館の建物自体は、至極りっぱなのだが、展示品の内容と高い入館料に、だいぶ乖離があるのでないだろうか。そのうえ駐車場は別料金で、500円というのも納得出来なかった。
 帰りに仙石原名物の「すすき」を見ようと思ったのだが、 駐車場が余りにも遠いので、やめてしまった。前回来たときは、まん前の空地に駐車出来たのに、なぜか空地にはロープが張りめぐらせてあった。ケチくさ~! 
 などと言いながら、車はいつの間にか風祭駅前にある『大手のかまぼこ屋』まで走ってしまった。この店では、いろいなかまぼこや干物を売っているのだが、かまぼこの試食でも有名だ。
 数個所にある試食場には、団体客のおばちゃん達が、金魚のように群がっている。その隙間をくぐり抜けて試食するのは勇気が必要だね。ところが僕も図々しいのかケチなのか、かなりの試食品を口にしていたのである。
 ここでかまぼこと、あじの干物を買って、今回の旅行はおしまい。あとはこの土産品をつまみながらの晩酌が楽しみである。

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2006年11月 7日 (火)

元湯 陣屋

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 小田急線の鶴巻温泉駅から、わずか5分程歩いたところに、鎌倉時代に和田義盛公の別邸だった広大な敷地に建つ、由緒正しき和風旅館があります。
 またこの旅館では、将棋や囲碁の名人戦などが行われるということでも有名なのです。特に「名人に香を引かせた男」との異名を持つ升田幸三九段の引き起こした『陣屋事件』は、将棋好きなら誰でも知っているのではないでしょうか。

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 旅館の玄関に足を入れると、「ドド~ン、ドンドン」と陣太鼓が打ち鳴らされるのには、正直驚いてしまいましたが、大名気分が味わえて悪い気はしません。
 館内には、鎧兜や刃が展示され、名人戦の写真なども飾ってありました。建物はかなり古いのですが、今どき珍しい純日本風の創りで、骨董的な価値が高そうです。

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 基本的に、フリーでの立寄湯は出来ませんが、広大な庭園に建つ別棟の食事処で食事をした者に限って、800円で温泉に入浴出来ることになっています。

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 食事は本館と離れの二つの場所があります。本館は目の前に池が見えて、和洋折衷の趣がありました。一方離れは、座敷が囲炉裏端になっており、鍋料理などを食べるときは、こちらのほうがゆったりとした気分になれるでしょう。どちらも値段はリーズナブルで、味のほうも満足できるはずです。

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首都圈近くの温泉としては、珍しく飲泉出来、柔らかく透明な良い湯でした。内湯は天丼が高くゆったりとした湯舟で落ちつきました。

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 しかしなんといっても、ここの売りは内湯とは全く別の場所にある総檜創りの露天風呂でしょう。風呂に浸かっていると、木々の間から鳥の鳴声が聞こえてきて、なかなか風流で洒落た雰囲気でした。

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 東京に近い場所で、こんな素敵な温泉があるのは、なんと素晴らしいことでしょうか。穴場として、余り人に知らせたくなかったのですが、嬉しくて思わずここに書いてしまいました。

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2006年8月15日 (火)

真鶴の魚料理

 やっと台風も過ぎて、今日は曇り空だが、最高のドライブ日和。それで朝早く起きて、3年振りに真鶴まで足を伸ばしてみた。    

 お目当ては、数ヶ月前にTVで紹介された『鯛納屋』の魚料理なのだ。この店は真鶴駅から半島方面に向かって、すぐの二股交差点を右側に入った丘の上にある。またこの店では料理だけではなく、500円で露天風呂に入ることも出来るのだ。

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 真鶴には予定より少し早めに着いてしまったので、魚市場で車を降りて遊覧船に乗ることにした。

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 小さな船だが、かなりスピードが出る。半島周辺をぐるりと回って、約30分で戻ってくるのだ。あいにく曇り空で、伊豆半島も初島も見えなかったのが悔しい。・・これで1200円はちょっと高いかな・・。

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 そろそろお腹が空いてきたので、早速『鯛納屋』へ向かったが、お昼時ということでかなり混んでいた。店の中は大広間のようになっていて、広い座敷には2人用のテーブルが10卓ほど並んでいる。
 せっかく来たのだからと、地魚定食と煮魚定食に、それぞれ別注で『伊勢エビ』を加えた。これで二人分合計7600円也!。

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 刺身は伊勢エビの他に、アワビ、太刃魚、かわはぎ、アジ、ほうぼう、ウニ、イカなどが舟盛りに盛られていた。煮魚のほうは、定番の金目鯛と、伊勢エビがド~ンと横たわる。
 これらに海鮮サラダ、甘エビ、太刃魚の酢〆、お新香にごはんと、赤だしがついてくるのだから驚きである。それにこの店はもともと魚屋なので、市場直送の新鮮なお魚ばかりで、とても美味しいのだ。

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 さてと、満腹になったところで、次は中川一政美術館へ向かう。ここヘ来るのは2度目だが、前に来たのが5~6年前なので、一つ一つの作品については、綺麗さっぱり忘れていた。

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 中川一政は、岸田劉生に認められ画家を志した。そして誰にも師事せず、一匹狼を貫いた孤高の画家である。そして晩年は真鶴海岸を天然のアトリエにして、毎日毎日同じ風景を描き続けたそうだ。
 半島周辺の風景画と、ひまわりや薔薇の絵が多い。だが私はそれらの絵よりも、『あ・うん』と呼ばれる『妙なタッチの狛犬画』が一番好きだ。
 この美術館の回りには、木々が生え茂り、エントランス前には、樹齢数百年の大木がそびえる。静かで格調高い雰囲気が香る、素晴らしいロケーションだなぁ。

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 そして美術館の隣には、展望公園という美しい公園があり、椰子や蘇鉄の木々が颯爽と植えられていた。

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 木々の隙間から覗く岩場に、波がぶつかって白い渦潮となる。そして左の岸壁からは、真鶴半島の最先端にある三ツ石がうっすらと見えた。
 この公園脇にあるアトリエ風の喫茶店で、ガリガリと氷いちごを食ベながら休憩する。そして最後に真鶴岬へ向かって車を走らせた。

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 以前岬に来たときには、長い階段を下って海岸まで降りて行ったものだが、今日はそこまでの元気は湧かない。展望台から、じっくりと海を眺め、潮風のシャワーを浴びて満足することにした。
 そうこうしているうちに、いつの間にやら閉館時間が迫ってくる。なぜか楽しい時は、時間の経つのが早いものなのだ。

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 帰りがけにひもの屋で『アジとカマスの天日干し』を買うことも忘れなかったよ。明日の朝の食卓がとても楽しみである。

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