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2026年9月26日 (土)

Mr. ノーバディ 2

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★★★☆
製作:2025年 米国 上映時間:90分 監督:ティモ・ジャヤント

 ボサッとした小柄な中年男────しかしその正体は、かつて名を馳せた過激な殺し屋だった。そんなギャップを武器にしたアクションコメディーの続編が、本作『Mr. ノーバディ 2』である。
 殺しの腕は超一流ながら、どこか抜けた行動が災いし、借金に追われ休日すら満足に取れないハッチ・マンセルは、家族との絆を取り戻すべく久々の旅行へと出かける。だが旅先でのささいな失態が、巨大犯罪組織への“宣戦布告”と受け取られてしまい、事態はやがて戦争めいた大騒動へと発展していく。

 そもそもの発端は、ハッチが「休暇なので放っておいてほしい」と送ったメッセージに過ぎない。だが彼は余計な一言や行動を重ねてしまい、敵の怒りは雪だるま式に膨れ上がる。この“おバカさ”と“殺し屋としての圧倒的な強さ”の落差こそが作品の肝であり、観客は呆れつつも笑い、そして爽快なアクションに身を委ねることになるだろう。
 さらに、ハッチだけでなく、息子や義弟、老いた父親、そして美しい妻までもが実は喧嘩に強いという設定が、物語に愉快な厚みを与えている。

 キャスト陣も実に懐かしい顔ぶれだ。老父役には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のクリストファー・ロイド、妻役には『グラディエーター』のコニー・ニールセン、そして巨悪組織の女帝レンディーナを演じるのは、『氷の微笑』のシャロン・ストーン。往年のスターたちが揃い踏みする姿は、映画ファンにとって嬉しい驚きである。

 なお前作『Mr. ノーバディ』は2021年公開だが、同名のフランス映画『ミスター・ノーバディ』も存在する。ただしそちらは“不死”をテーマにした2011年製作のSF作品であり、内容はまったく異なるので混同には注意したい。


評:蔵研人

 

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