ロボコップ リメイク版
★★★★
製作:2014年 米国 上映時間:121分 監督:ジョゼ・パジーリャ
ロボコップといえば、1987年に大ヒットを記録し、第3作まで制作された伝説的SFアクション映画である。本作はその続編ではなく、むしろ第一作のリメイクと捉えたほうが分かりやすいだろう。
優秀な警官が瀕死の重傷を負い、身体はほとんど原形をとどめないほど破壊される。辛うじて残った頭部だけを生かし、全身を機械で補ったサイボーグとして再生させる。
この展開は、1963年から『週刊少年マガジン』に連載された平井和正・桑田次郎によるSF漫画『8マン』を想起させる。もはや“影響を受けた”というより、構造的にはほぼ踏襲していると言ってよい。
本作はその流れを受け継ぎつつ、基本的な構成はオリジナルをなぞっている。しかし、時代の推移と特撮技術の飛躍的進歩により、ロボコップの造形やアクションのスピード感は大きく進化した。
オリジナル版が『ターミネーター』的な無骨な機械感を漂わせていたのに対し、リメイク版はどこか『アイアンマン』を思わせる洗練されたデザインで、科学的な裏付けを感じさせる設定が随所に見られる。
一部のオリジナルファンからは不評の声もあるようだが、私が両作を並行して鑑賞した限りでは、リメイク版が大きく劣るとは思えなかった。
ただし、妻子と会えないというオリジナル版の設定のほうが物語としての必然性を感じられたこと、そして“なぜ今あらためてロボコップなのか”という問いに明確な答えが見えなかったことは否めない。
評:蔵研人
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