エイリアン・レイダース
★★★
製作:2008年 米国 上映時間:85分 監督:ベン・ロック
タイトルの"エイリアン"につられてDVDを購入してしまった。もちろんB級作品であることは承知のうえだが、他の偽エイリアン作品に比べると比較的評価が高かったからである。
舞台はアリゾナ州のあるスーパーマーケット、というより始めから終わりまでの全編がこの中での出来事に終始する。突如スーパーの閉店間際に侵入してくる凶悪なテロリストたち。そして数人が射殺され、残った従業員と客たちが人質となる。
とここまではよくあるパターンの展開なのだが、このテロリストたちは、なんと地球に侵入してきたエイリアン討伐隊だったのである。そしてこのスーパーがエイリアンの拠点であることを突き止めて、従業員や客たちがエイリアンに寄生されていないかを調査しに来たらしいのだ。……とここらあたりまではハラハラドキドキ緊張感の漂うストーリーに魅せられていたのだが、そのあとが急に雑な展開となってしまったのが非常に残念である。
そもそも画面が暗すぎてよく見えないし、エイリアンの本体もほとんど出現しないのだ。これでは何のためにタイトルで「エイリアン」を名乗ってるのかわからない。創り方としては『SFボディ・スナッチャー』をヒントにした作品だと思うが、『SFボディ・スナッチャー』では町全体がエイリアン化しているという状況に対して、本作は逆にエイリアンの生き残りが数体で、それを調べて退治するという設定である。
そしてラストの「落ち」は、思った通りまさにB級ホラーの常道手法だったね。まあいずれにせよ、ケチ臭いエイリアンなど無視し、"テロリスト籠城アクション"仕立てだけに徹したほうが面白かったと感じたのは果たして私だけであろうか。
評:蔵研人
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