オットーという男
★★★★
製作:2022年 米国 上映時間:126分 監督:マーク・フォースター
どこかで観たような映画だと思ったら、やっぱり2015年に製作され、第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』のリメイク版であった。たかがリメイク版ではあるが、トム・ハンクスの主演でオリジナルにも引けを取らない、されど名作に仕上がっているではないか。
北欧風味のオリジナルには、どっぷり感情移入し大泣きしてしまったものだが、米国風味の本作は舞台や人種、カルチャー、時代背景などが異なるだけではなく、名優トム・ハンクスの品の良さと幅広い演技力のお陰で独特の雰囲気を醸し出していた。また若かりし日のオットーを演じたトルーマン・ハンクスの実直な演技にも感動するだろう。実はなんと彼はトム・ハンクスの三男だというので二度驚いてしまった。
最近は巨費を投じた派手なドンパチ作品ばかりに拘っているハリウッドでも、こうした良質な作品も創れるということを証明した映画であった。惜しむらくはリメイクではなく、オリジナルでこうした良品を創ってもらいたかったね。
ストーリーの内容については、オリジナルの『幸せなひとりぼっち』とほぼ変わらないので、ここでは割愛させてもらう。良ければ上記タイトルをクリックすれば、過去に当ブログでオリジナルを評した記事があるので参照してもらいたい。
評:蔵研人
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