映画狂時代
本書は映画評論の本ではない、女優檀ふみが編纂した「映画に纏わるエッセイと小説」16編を収録した本である。著者は武田百合子、谷崎潤一郎、小津安二郎、村上龍、江戸川乱歩、北杜夫、西川美和、恩田陸、太宰治、筒井康隆、向田邦子、三浦しをん、内田百聞、塩野七生、松本清張、檀一雄と錚々たるメンバーが連なっている。
ただやはり漠然としたエッセイより、ある程度ヴォリューム感のある『思い出の銀幕』三浦しをん、『顔』松本清張の二編の短編小説が読みごたえがあり面白かった。それにしても流石才女のふみさん、映画狂ではないにしても、かなりいろいろな本を読んでいるし、洒落たセレクトセンスにも感心した次第である。
評:蔵研人
下記のバナーをクリックしてもらえば嬉しいです(^^♪↓↓↓
↓ブログ村もついでにクリックお願いします(^^♪
| 固定リンク | 0
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- おすぎのいい映画を見なさい(2025.01.17)
- いまこそ人生で大切なことは映画から学ぼう(2024.12.29)
- ジェンダー・クライム(2024.12.18)
- アイスマン。ゆれる(2024.12.15)
- 映画狂時代(2024.11.30)
コメント