アーカイヴ
★★★☆
製作:2021年 英国 上映時間:109分 監督:ギャビン・ロザリー
なぜか日本の山梨県の山奥にある研究施設が舞台なのだ。そしてここで人型アンドロイドの開発を進めるロボット工学者ジョージ・アルモアが主人公である。表向きは彼の研究は成果をあげられず不評であり解雇寸前なのだが、実は自動車事故で亡くなった妻の記憶を繋げたロボットを試作中であった。
1号機は4歳レベルの知能で腕のないロボット、2号機は16歳程度の知能を有しているが、まだ外形が機械そのものの醜い姿だ。そして完成間近の3号機こそは、亡妻そっくりで臭いの嗅ぎ分けや食事も可能なパーフェクトなアンドロイドだった。またなんとその完璧な3号機に嫉妬した2号機が自殺してしまうというというおまけまでついている。
それにしても山奥と言っても、断崖絶壁に建つ研究所の脇には大滝が流れ、研究所と道路を繋ぐ橋は開閉できるという優れもの、……というよりどうやってそんなところに建物を建てることができたのだろうか。さらに時々起こる原因不明のセキュリティー装置の故障は何を意味するのだろうか。またたまにやってくる訳の分からない物騒な連中は、一体何なのか何を目的としているのだろうか……なんだかよく分からないままストーリーは進んでゆく。
なおタイトルの『アーカイヴ』とは、故人の生前の記憶や意識が保存されている装置のことであり、そのアーカイヴ装置を通して故人と会話することも可能なのである。さて何となく分かり難い作品であったが、ラストのどんでん返しで全てが解明された。あーっそうだったのか、でもなんだか反則スレスレの夢落ちみたいな気がしないでもないよね……。
評:蔵研人
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