漆黒天-終の語り-
★★★☆
製作:2022年 日本 上映時間:81分 監督:坂本浩一
配給が東映ビデオとなっているので、いわゆる東映Vシネマなのかと思ったら、東映が2019年にスタートさせた映画と演劇のメディアミックスシリーズ「ムビ×ステ」の第3弾なのだという。ところで「ムビ×ステ」とは、ムービー(映画)とステージ(演劇)の挑戦的な融合」を掲げ、ひとつの作品世界を連動した作品群として展開するプロジェクトと説明されている。
さて本作は漆黒天の映画版で、いつも何者かに襲撃されるが、抜群の剣技でそれを凌ぎ続ける記憶喪失の剣士の話である。ストーリー自体は単調なのだが、まずその殺陣の凄まじさに圧倒されてしまうだろう。さらに自分が何者でなぜ狙われ続くのか、というミステリアスな展開にも惹き込まれてしまうのだ。
まあ簡単に言えば、その殺陣と謎の二点だけに絞った低予算時代劇なのだが、上映時間が短いので文句を言う暇も与えず、二話完結のTVドラマ風に無駄なくまとめられていたと思う。またラストの戦いの勝利者はどちらか、そのヒントはあの「笑顔」なのかな……
評:蔵研人
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