ゴジラvsコング
★★★
製作:2021年 米国 上映時間:114分 監督:アダム・ウィンガード
前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で宇宙怪獣・キングギドラを撃退し、地球の救世主になったはずのゴジラが突然目覚め、怒りを露わにしてしながら破壊活動をはじめるのだった。ゴジラが怒り狂った原因を掴めぬまま、人間たちはゴジラに対抗すべくコングを連れ出すのだが……。
いつもながらハリウッドのVFX技術は凄まじいのだが、本作においても前作同様ストーリーは取って付けただけで、破壊と怪獣同士のプロレスごっこだけを売りにしている感がある。前作では、キングギドラ・モスラ・ラドンなど怪獣総進撃を描いてみせたが、今度は『キングコング対ゴジラ』の焼き直しかいな。さらに「メカゴジラ」のおまけまでついてきた。
これらゴジラ対怪獣のプロレス映画は、日本ではもう完全に終わっている。ましてや2016年の『シン・ゴジラ』では政治とゴジラを描き、2023年の『ゴジラ-1.0』では、終戦直後の人間模様とゴジラ出現を重ね合わせて描いている。さらにゴジラ自体もパワーアップし、より凶悪な人類の敵として設定されているのである。もうハリウッド製のゴジラは時代遅れで、なんとなく今更観と虚しさが漂っている感があった。
2024年には本作の続編として『ゴジラxコング 新たなる帝国』が上映される予定であるが、正直言って余り興味は惹かれない。それよりも日本製の『ゴジラ-1.0』の続編のほうを是非観てみたいね。
評:蔵研人
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