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2023年10月の記事

2023年10月31日 (火)

オルカ

★★☆
製作:1977年 米国、伊国 上映時間:92分 監督:マイケル・アンダーソン

 あの大ヒットした『ジョーズ』のシャチ版といったところだろうか。簡単に言えば、メスと胎児を人間に殺された「オスシャチの復讐劇」である。そして乗組員たちが次々にシャチに襲われて殺されてしまうのだが、なんとも人間たちの無気力さにはついて行けない。

 とにかく燃料がなくなることを承知の上で、いつまでもシャチの言いなりに北極まで船を走らせて行くのは、納得できないどころか不愉快であった。もし船長がメスシャチを殺したことを悔いて死ぬ覚悟で出航したのなら、他の乗組員を連れて行くのは不可解だからである。そのうえその乗組員たち全員が、理解不能で不要な人物ばかり。彼らはただ殺され役として存在しただけで、乗船する必然性も全く感じられない。まさにB級ホラーの常套手段と言っても過言ではないだろう。

 またいくらシャチが利巧と言っても余りにも賢すぎるよね。その執拗な復讐行為もまるで人間と変わらないし、何と言ってもゴジラ並の不死身さも苦笑するしかない。
 前半は恐怖感を煽られ、これからどうなるのかと、ドキドキワクワクしたものだが、残念ながら後半になって、人間たちの無能さとシャチの無敵ぶりに呆れ果ててしまった。またシャチとの戦いは別として、せめて人間ドラマとしての面白さがあればもう少し評価できるのだが……。
 
評:蔵研人

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2023年10月26日 (木)

死は存在しない

著者:田坂広志

 著者は東京大学卒業後に同大学院を修了し、工学博士(原子力工学)号を取得。その後三菱金属株式会社原子力事業部での勤務を経て、株式会社日本総合研究所取締役、多摩大学経営情報学部教授、多摩大学大学院経営情報学研究科教授、内閣官房参与などを歴任している。さらに現在は、多摩大学名誉教授・大学院経営情報学研究科特任教授、グロービス経営大学院大学特別顧問・経営研究科特任教授、株式会社日本総合研究所フェロー、シンクタンク「ソフィアバンク」代表、田坂塾塾長、社会起業家フォーラム代表、社会起業大学株式会社「名誉学長」を歴任するという、実業界・学界において大活躍している人物である。

 そんな唯物主義の塊のような著者が、なんと死後の世界観を科学的に分析し、SF映画や小説なども交えて分かり易く解説してくれるのが本書なのだ。従ってサブタイトルは、ちょいと気取って「最先端量子科学が示す新たな仮説」となっているのであろうか。
 書店の店頭で本書を見かけたとき、もうそのタイトル・サブタイトルだけで、どうしても本書を読みたくなってしまったのだ。さらに細かく分離した小見出しや、ゆったりとした文章間スペースなど巧みな編集の妙も加わって、実に読み易い環境を創りあげているではないか。従って350頁以上の新書本であるにも拘わらず、遅読の私でも、僅か3日間であっという間に読破してしまったのである。

 ただし本書の中身は、タイトルから想像していたような「死後の世界」の在り様などを解説したものではなく、どちらかと言えば宇宙論と死をドッキングさせたような仮説を展開しているのだ。その中でも著者が執拗に語る『ゼロ・ポイント・フィールド』とは、直訳すると零点エネルギーということであり、量子力学における最も低いエネルギーで、基底状態のエネルギーと言いかえることもできる。つまり宇宙が誕生する前から存在する量子空間の中に存在している『場』のことであり、「何もないところに全てがある」という禅問答のような場所らしい。

 そしてこのゼロ・ポイント・フィールドには、宇宙が誕生してから、現在、さらには未来の情報までもが波動として記憶され、時間と空間を遥かに超越した情報の保持が可能になるというのである。ちなみに宗教の世界でも、不思議なことにこのゼロ・ポイント・フィールドと酷似している思想が語られている。
 仏教の「唯識思想」における「阿頼耶識」と呼ばれる意識の次元では、この世界の過去の出来事全てや未来の原因となる種子が眠っているという。また古代インド哲学の思想においても、「アーカーシャ」と呼ばれる場のなかに宇宙誕生以来の全ての存在について、あらゆる情報が記録されているというのだ。

 さらに著者は、ゼロ・ポイント・フィールドに蓄積される全ての情報は、「波動情報」として記録されていると付け加えている。つまり量子物理学的に見るなら、世界いや宇宙の全ては「波動」であり、情報は「波動干渉」を利用した「ホログラム原理」で記録されているというのだ。別の言葉で説明すれば、波動の干渉を使って波動情報を記録するということになるのだろうか。

 この解説を読みながら、私の脳裏をかすめたのが、最近話題になっているチャットGPTである。チャットGPTとはインターネット上にある全ての情報を収集し、AIがそれを学習して様々な仕事をこなしてゆくシステムである。ところでこのインターネット上の全ての情報という部分が、なんとなくゼロ・ポイント・フィールドと似ていないだろうか。チャットGPTが有形のデジタル仕様なのに対して、ゼロ・ポイント・フィールドは無形で無限大のアナログ仕様という感覚がある。

 さてゼロ・ポイント・フィールドの話にばかり終始し過ぎたが、それではタイトルである『死は存在しない』とはどういうことなのだろうか。現実社会での死とは、肉体が滅びることであり、心臓の停止やら脳死によって判断される。また意識とか想念については、脳とともに消滅していると考えられているようだ。ところがもし意識や想念の存在が、脳とは別物だと考えると「死の定義」そのものが覆ることになる。

 本書では死によって私という『自我意識』が、ゼロ・ポイント・フィールドに移動し一体化すると、徐々に消滅してゆきエゴから解放された『超自我意識』に変貌してゆく。その後国境を越えた『人類意識』へ拡大し、やがては地球自体も巨大な生命体と考え、地球上の全ての意識である『地球意識』へと変貌してゆくのだ。そしてさらに究極の意識である『宇宙意識』へと昇華してゆくというのである。
 つまりは宗教的に表現すると、「神の領域」に到達するということなのだろうか。またゼロ・ポイント・フィールドとの一体化ということは、ある意味で唯我論にも通じる思考ではないだろうか。だからこそ「死は存在しない」と言い切れるのかもしれない。まだ100%理解できないのだが、なんとなく生と死の意味が、朧げに見え始めてきた気がする。「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
 

評:蔵研人

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2023年10月22日 (日)

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

製作:2017年 米国 上映時間:116分 監督:スティーヴン・スピルバーグ

 監督がスティーヴン・スピルバーグ、主演がメリル・ストリープとトム・ハンクスという超豪華なキャストであり、しかも実話をもとにした作品だというのだ。そしてテーマは、戦争と政治というかなり重いストーリーであり、当然アカデミー賞に輝くと思っていたのだが、残念ながらノミネートに留まってしまった。

 ペンタゴン・ペーパーズとは、ベトナム戦争時にアメリカ政府が作成した極秘文書のことである。そこには歴代政権がベトナム戦争を行うために不正を繰り返してきたこと、またアメリカがベトナムに勝てないなどの分析が記載されていたのだ。だがそれは政府にとって不都合な事実として隠蔽され、多くの若者がベトナムで命を失ってしまったのである。本作ではこの事実を報道するまでの経緯と、関係者たちの葛藤などを見事に描いている。

 新聞社の中にも、正義を貫き報道の自由を主張する者、反逆罪に問われ経営の破綻を心配する者と意見が分かれるのだが、最終決断するのがメリル・ストリープ扮するところの社主ケイ・グラハムであった。彼女は自殺した夫の後を継ぎ、ワシントンポストの経営を司っているのだが、それまでは子育てに専念していた主婦であり、全くのド素人で取締役会でも疎外感に襲われていた。

 そんな彼女が国家を揺るがすほどの大決断を迫られるのだから、気の毒を通り越して残酷とも言えよう。だが本作は終盤の約30分間で、彼女がその大決断を下してから最高裁の判決が発表されるまでの過程が一番の見所なのである。さらに最後の最後に、あのニクソン大統領が辞任にまで至った「ウォーター・ゲート事件」の幕開けシーンが皮肉のように付け加えられていたのには苦笑してしまった。


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2023年10月18日 (水)

日本映画史110年

著者:四方田犬彦

 110年というタイトルは中途半端なのだが、実は本書に先駆けて2000年に同著者による『日本映画史100年』が刊行されているのである。そしてその書はいくつかの大学で映画学の教科書に選定されて版を重ねている。さらにイタリア語、ドイツ語、中国語、韓国語にも翻訳され世界的な読者を獲得したという。そんな経緯もあり、2014年に2000年以降の日本映画の動向についても補足した増補改訂版として上梓されたのが本書なのである。だからこそ110年となったのであろう。

 さすが大学の教科書に選定されただけあって、なかなか充実した内容で書き綴られている。これほど丁寧に分かり易く映画の歴史をひも解いた書籍は、なかなか見当たらないだろう。いずれにせよ、四方田犬彦氏の勤勉さと懐の広さには、ほとほと感心するばかりである。
 さて世界の映画史は、1893年にトーマス・エジソンがキネマスコープを発明したことが原点と言ってよいだろう。そして日本映画の出発点は、1896年(明治29年)に「活動写真」としてスタートする。そのころはもちろん無声映画だったので、字幕に加えて「活動弁士」と呼ばれる解説者の活躍が重要なファクターであった。この活動弁士とは、今日でいうところのナレーターの前身とも言えるかもしれない。いずれにせよ、講談などが好まれていた日本独特のシステムだったのである。

 また俳優たちは歌舞伎からの転入者が多く、歌舞伎同様男性による女形が常識であったが、時代の推移とともに生の女優も出現するようになる。それどころか、やがては多くの若い女性監督が活躍する現代に突入してゆくのだから、時代の変遷とは恐ろしくもあり面白いものだ。
 もちろん俳優や監督の変遷だけではなく、社会情勢の変化(ことに戦前・戦中・戦後)に伴う作品内容の大幅な変貌、さらにはTVやビデオの出現による映画界そのものの危機による映画会社の興亡なども織り込みながら、本書は悠々と紡がれてゆく。
 さてそろそろコロナ後の日本映画界を見据えながら、著者が元気なうちに是非とも『日本映画史120年』も上梓して欲しいものである。

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2023年10月14日 (土)

エデンの東

★★★☆
製作:1955年 米国 上映時間:115分 監督:エリア・カザン

 あの名曲で有名になった名作映画『エデンの東』を久し振りに鑑賞してみた。本作はなんと60年前に製作されたのだが、今日でもほとんど色褪せていない。オープニングから約5分間は、あの名曲をバックに延々と岩礁だけのシーンが映し出されるのだが、このシーンは何を意味しているのだろうか……。
 銀行から出てくる女性を付け回す若者、これが主役のキャル青年を演じるジェームズ・ディーンなのだが、まさか強盗でもストーカーでもあるまい。次第に分かってくるのだが、つまり彼女はキャルが幼い頃に、家族を捨てて家を出てしまった母親だったのである。

 キャルは無断で家を出たり、暴言を吐いたりとかなり不良ぽい、だから父親にも愛されない。ところが本当は、淋しがり屋で繊細な神経の持ち主だった。一方弟のアーロンは優等生で父親に溺愛されており、すでに美人の婚約者アブラもいる。だが彼女は生真面目過ぎるアーロンに退屈感を抱き始め、次第に逞しいキャルに惹かれてゆくのだが……。

 本作の原作はジョン・スタインベックの小説で、時代背景は第一次世界大戦中の1917年、舞台はカリフォルニア州の小都市サリナスの農場である。テーマは戦争への疑問と家族愛と葛藤、さらには淡い恋愛といったところであろうか。
そもそもタイトルの「エデンの東」とは、旧約聖書の一節に出てくる言葉で、アダムとイヴがエデンの園を追われた後に生まれた兄弟の間で、神への貢物による神の愛の差を巡り、兄弟殺しと嘘という罪が発生し、罪を犯した兄がエデンの東に追放される という物語である。本作では父親の誕生日に贈られたキャルとアーロンのプレゼントに対する父親の反応を巡って、平和だった一家に不幸が舞い降りてくるという流れになっている。

 つまり本作は旧約聖書のオマージュ作品でもあり、父親からの愛を切望する息子の葛藤、反発、和解などを巧みに描いている。ただラストが余りにもあっけなかったのだけが心残りであった。
 なお主演のジェームズ・ディーンは、本作で初主演しアカデミー主演男優賞にノミネートされる。さらに続けざまに『理由なき反抗』でも主役を演じ脚光を浴びるものの、残念ながら自動車事故に遭い24歳の若さでこの世を去った伝説的俳優である。
 
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2023年10月 9日 (月)

1Q84「BOOK3」

著者:村上春樹

 この怪物小説が初めて世に出たのが、2009年5月27日である。かなりの大作でBOOK1、BOOK2と二冊の分厚い上製本に分冊されて発売された。そして当然のように大反響を呼びこんで、あっという間に完売されてしまったのである。お陰で中古本の買取価格はうなぎ登りとなり、なんと読み終えた中古本を1冊1000円で買い取ってもらった記憶がへばりついている。
 ただ『1Q84』はこれで完結ではなく、翌年に「BOOK3」が発売される予定になっていた。ところが猛爆発した人気パワーに後押しされてか、「BOOK3」は当初予定よりかなり前倒しの2010年4月16日に緊急発売されたのだった。

 私自身もこの「BOOK3」の登場を心から待ち望んでいたはずである。ところがそのころは新しい仕事が忙しかったのか、『1Q84』という小説の存在そのものをすっかり失念していたようだ。そしてそれから13年後になって、ひょんなことからいまだ1Q84「BOOK3」を読んでいなかったことに気付いたという訳である。それにしてもなんとこの13年間は一体何だったのだろうか。まるで浦島太郎の竜宮城状態だったのかもしれない……。

 『1Q84』の存在を思い出した途端に、どうしても「BOOK3」を読みたくて堪らなくなる。もちろん発売されてから13年も経過されているので、あっさり図書館で借りることができ、むさぼるように読みふけてあっという間に読了してしまった。また13年間も経過しているにもかかわらず、読み進めるうちに忘れていたストーリーの概要が呼び戻されてきたのが不思議でしようがない。
 遅読症の私が、これほどあっという間に分厚い本を読んだのは何年ぶりであろうか。さすが全世界で注目されている村上春樹作品だと、つくづく感心してしまった。相変わらず文章は巧みだし、奇抜なストーリー展開にもぐいぐいと惹かれてしまう。さらに主体を青豆、天吾、牛河の三人に分割することにより、読み易いだけではなく、それぞれの心象風景を浮き彫りにし、この作品の世界にのめり込まされてしまうのだ。

 そして青豆と天吾の「君の名は」状態にイライラしながらも、恐怖の牛河節におどおどしてしまう自分自身を制御できなくなってしまうのである。ところが実のところ、その牛河は「怖いというより気の毒な存在」であり、本当に怖いのはタマル、いやカルト教団ではないだろうか、と改めて認識せざるを得なかった。
 ただラストは期待通りの幕引きであったにも拘わらず、なんとなく物足りなかったのはどうしてであろうか。まだまだ続編が出ると想像してもおかしくはなさそうだが、月が二つの世界から脱出できたのだし、13年間続編が出ていないことを考えればこの「BOOK3」で完結したと決めつけてしまおう。
 それにしても『1Q84』という小説の正体は、ファンタジーかミステリーか、はたまたある種の哲学書なのか。これこそ「村上ワールドの世界」と呼ぶしかないのだろうか。

 さて『1Q84』を読み終わったら、時々ベランダに出て月が二つ出てないか確認する癖がついてしまった。ただいまのところ月は一つきりなのでひとしきり安心しているのだが、いつ何時二つの月が現れるのではないかとオドオドしている次第である。

参考までに、13年前に掲載した1Q84「BOOK1」~「BOOK2」の評論文を読みたい場合は、下記をクリックしてね。

1Q84の世界


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2023年10月 3日 (火)

リトル・ブッダ

★★★☆
製作:1993年 英国 上映時間:141分 監督: ベルナルド・ベルトルッチ

 ある日シアトルに住む9歳の少年・ジェシーの家に4人のラマ僧が訪れる。ラマ僧はジェシーがブッダの魂を受け継いでいた高僧ラマ・ドルジェの生まれ変わりであると告げるのだった。両親は動揺するのだが、意外にもジェシー本人は仏教に惹かれてゆくのである。
 本作はブッダが悟りを得るまでの回想シーンを織り込みながら、チベットの次期ダライラマ探しの様子をドキュメンタリー風に描くという一風変わった映画である。従ってのめり込めるようなストーリー展開もなく、ただただ淡々と時が流れて行くという趣であった。

 風景は美しいし坂本龍一の音楽も素晴らしい。ただラストがはっきりせず消化不良の感があったのが残念である。それはそれとして、はじめは分からなかったがブッダを演じたのが、若かりし頃のキアヌ・リーヴスだったとは。男性から見ても実に美しい、あんなに美形だったのか……。
 まあいろいろ意見の分かれる作品だが、私自身は決して嫌いではない。輪廻転生も信じたいね。

評:蔵研人

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