ディスタービア
★★★
製作:2007年 米国 上映時間:104分 監督:D・J・カルーソー
タイトルの『ディスタービア』(原題:Disturbia)とは、disturb と suburbia という2つの語を組み合わせた造語のようだ。disturbを直訳すると「邪魔をする」だが、本作では「動揺させる」というようなニュアンスで使用しているという。またsuburbiaは「郊外」ということで、この作品の舞台となる場所ということになる。
高校生のケールは、父親を事故で亡くしてから自暴自棄にはまり、教師に暴力を振るい3か月の自宅謹慎処分を受けるのだった。外出できず暇を持て余していると、ある日近所に美少女が引っ越してきて一目惚れしてしまう。それからは二階の窓から彼女を覗き見するようになるのだが、隣人の中年男の怪しい行動も気になってくるのだった。
まあこの作品を一言でいえば、「覗き見青年と殺人鬼」とでもくくっておこうか。ヒッチコックの名作「裏窓」のパロディとも言えるし、ちょっとコミカルでエッチなサスペンス・スリラーと言ってもよいだろう。
評:蔵研人
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