ペット・セメタリー
★★★
製作:2019年 米国 上映時間:101分 監督:ケヴィン・コルシュ
スティーブン・キング原作の「ペット・セマタリー」が1989年に映画化されたが、本作はそのリメイク版である。
医師のルイス・クリード、妻のレイチェル、娘のエリーと息子のゲイジ、猫のチャーチが美しい森の中にある新居に引っ越してくるところから始まる。静かで広くて素晴らしい家なのだが、すぐ目の前に国道があり、ときどき猛スピードで走ってくるトラックだけが気になる環境なのだった。
そんなある日、その気になるトラックに猫のチャーチがひき殺されてしまうのである。そして物語はここから急展開となる。隣家に住むジャドが、チャーチの死体をペットセメタリーの森深くに埋めてしまうのだ。ここに死体を埋めると、生き返るという伝説があったからである。そして伝説通りチャーチは生き返るのだが、もはや以前のチャーチとは異なり凶暴性の塊のような猫に変貌していたのだった。
それに気付いたルイスは、ジャドと相談したうえで危険なチャーチを殺害することを決心するのだが、どうしても殺害することが出来ず、遠い場所に捨てに行く。結局このためらいが仇となり、その後一家全員に不幸が襲い掛かってくることになるのであった。
オリジナルを観たのは30年以上前なので、細かいことはほとんど覚えていない。ただかなり怖かったし、後に名作と言われるほど心理描写などが巧みだったような気がする。それに比べ本作は、映像がパワーアップしたものの、それほど怖く感じないし物悲しさや不気味さも薄れているようだ。
まあ目新しさに欠けるためオリジナルを超えられないのは、続編の宿命なので仕方ないだろう。ただラストの展開はホラーからいきなり、コメディーにチェンジしてしまったようでいただけないよね。
評:蔵研人
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