ザ・ファブル 殺さない殺し屋
★★★☆
製作:2021年 日本 上映時間:131分 監督:江口カン
原作は南勝久の人気コミックだ。それを岡田准一主演で実写映画化した「ザ・ファブル」のシリーズ第2作である。監督は前作に続き江口カンが務めているため、前作の雰囲気をそのまま引き継いでいる。さらに製作費が増えたのか、かなりパワーアップしているではないか。ことに大修繕中の団地で、足場を挟んでのアクションシーンがもの凄いのだ。その息つく暇もないスピード感と、スリル満点の迫力には、きっと誰もが圧倒されてしまうに違いない。まるで外国映画を観ているのかと錯覚するほどの、アクションまたアクションの連続シーンが延々に続くからである。
ただ残念ながら前作ほどの驚きがなかったし、脚本的にもやや物足りなさを感じてしまった。これはシリーズ第二作目以降の宿命であり仕方がないのだが、もしかすると敵役の宇津帆を演じた堤真一がミスキャストだったのかもしれない。どうも彼には『三丁目の夕日』のイメージが、こびりついてしまっているからなのだろうか……。
それから人が足りないからあんな変なおじさんを連れてきたのに、団地のシーンであれほど大勢の戦闘員を集められたのが矛盾していないだろうか。まあ原作がマンガであり面白い映画だったから、それは許容するにしても、できれば2時間以内に収めて欲しかったね。
作:蔵研人
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