ジョン・ウィック:パラベラム
★★★☆
製作:2019年 米国 上映時間:131分 監督:チャド・スタエルスキ
キアヌのジョン・ウィックシリーズの三作目だが、話がどんどん大きくなり過ぎてついてゆけない。さらにアクション・アクションの連続で、会話もストーリーも殆ど無風状態なのだ。まさにアクションゲームの実写化と言った趣向と言ってもよいだろう。
未だかつてないほどもの凄いアクションは、一体どうやって撮影するのだろうか。とにかく呆れるほど凄まじいのだが、何度も観ているうちにだんだん食傷気味になってしまうのは、決して私だけではないはずだ。アクションが売りなのは分かるのだが、もう少しストーリーのほうにも力を入れてもらいたい。
さてジョン・ウィックシリーズは、日本ではさほど人気はないようだが、米国では本作が公開から最初の週で58億円の興行収入を出すほど、かなり人気のシリーズになっているようである。すでに『ジョン・ウィック4』が2023年3月に全米での公開が決定しているが、『ジョン・ウィック5』も検討中だというから、かなりフィーバーしているんだね。それにしても58歳になったキアヌ・リーブス、少しよれよれしているけど必死で頑張っている姿は感動ものだ。
評:蔵研人
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