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2022年11月13日 (日)

遊星からの物体X

★★★☆
製作:1982年 米国 上映時間:109分 監督:ジョン・カーペンター
 
 約40年前に本作を劇場で観たときは、その特撮技術と気味の悪い映像に度肝を抜かれたものである。だが今になって再度DVDで観てみたら、当然だが当時の驚きも感動も湧いてこなかった。やはりどんな奇抜な映像でも、40年の歳月には萎んでしまうのだろうか。しかしながらCGなどなかった時代に創られた機械仕掛けのモンスター達には、拍手喝さいを送らねばならないだろう。
 
 本作の内容は、はるか昔に宇宙から飛来してきて南極基地で眠っていた謎の生物と、それに立ち向かっていく隊員たちの戦闘と葛藤を描いた物語である。それを分かり易く表現すると『エイリアン』『SF/ボディ・スナッチャー』そして岩明均のマンガ『寄生獣』をミックスしたような構成と言っても良いだろう。ただし『エイリアン』と『SF/ボディ・スナッチャー』は本作より前に製作されているが、『寄生獣』は8年後に執筆されているので、逆にマンガのほうが本作を参考にしたのかもしれないね。
 
 本作の原題は『The Thing』つまり「その物体」というようなシンプルなタイトルだが、一方で邦題は『遊星からの物体X』となっており、よりミステリアスでSF臭を感じるタイトルのように感じる。また本作は1951年にアメリカで公開された『The Thing from Another World(邦題「遊星よりの物体X」)』のリメイク版でもある。さらに2011年に公開された『The Thing(邦題「遊星からの物体X ファーストコンタクト」)』は、本作の前日譚が描かれているようだ。そちらのほうはいまだ未鑑賞なので、近いうちに是非チェックしてみたいと考えている。
 
評:蔵研人
 

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