ロスト・バケーション
★★★☆
製作:2016年 米国 上映時間:86分 監督:ジャウマ・コレット=セラ
亡母が教えてくれた秘密のビーチ。医学生のナンシーは休暇を利用して、人いないそのビーチを訪れるのだった。序盤はスタイル抜群のナンシー(ブレイク・ライブリー)の肢体と、美しい風景にサーフィンをブレンドしたノンフィクション風の展開が約20分間続く。それがだんだん退屈になり始めた頃、突如巨大なサメが現れてナンシーに襲いかかってくるのである。
誰もいない海、大腿部はサメの歯型がつき、血が流れ続けているではないか、しかもかろうじて泳ぎ逃げた小さな岩礁は、数時間後の満潮で水没してしまうのだ。こんな状況でもしあなたが人食いザメに襲われたら……という実話っぽいストーリーだが、終盤になって急にアクション色が濃くなり、現実離れしてゆく。
とにかく怖い、痛い、ドキドキする映画なのだ。そして舞台のほとんどが海の上であり、登場人物はたった6名だが、大半のシーンはナンシーとサメとカモメだけとう超少人数映画である。こうした映画では心理描写と俳優の演技力が必須となるが、本作ではその条件は見事にクリアしている。
それにしても、サメが余りにもしつこ過ぎるよね。丸一日も同じ場所を徘徊し続けるかなあ……。また男性たちが異常に弱いし、最後はナンシーがまるで『エイリアン』のリプリーになってしまったのには笑ってしまった。まあ緊張感が漂っていたし、面白かったから細かいことは棚上げしておこうか。
評:蔵研人
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