最高の人生のつくり方
★★★★
製作:2014年 米国 上映時間:94分 監督:ロブ・ライナー
熟年の良作ラブコメである。主演は頑固で変人の不動産エージェント・オーエンにマイケル・ダグラス、隣人の歌手リアにダイアン・キートンという名実ともに熟年の名優が扮する。また監督は『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』『最高の人生のはじめ方』などで有名なロブ・ライナーでありやはり熟年である。本作撮影時は三人とも60代後半で、まさに熟年トリオが創った映画と言えよう。従って若者はともかくとしても、熟年観客にはじっくり楽しめるはずである。
それにしても邦題には、同監督の前作『最高の人生のはじめ方』にあやかりたい感がプンプン臭うところが嫌みだが、原題の『AND SO IT GOES』が余りぱっとしないので仕方ないか…。
引退間近の偏屈親父・オーエンは、音信普通だった息子が刑務所に入所している間に、初めて会う孫娘を嫌々預かることになる。そんな彼の態度を見た隣家のリアが孫娘の面倒を見てくれる。この孫娘の存在が鎹となり、オーレンの頑な心は少しずつ解きほぐされてゆく…。という単純で平凡なお話なのだが、恋愛だけではなく、親子愛や友情なども鏤められているので、熟年には分かり易くてほっこりするのである。
評:蔵研人
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