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2022年9月14日 (水)

ロストワールド

★★★
製作:1997年 米国 上映時間:129分 監督:スティーヴン・スピルバーグ
 
 ジュラシック・パークシリーズの第2弾であり、タイトルが語る通りコナンドイルの『失われた世界』を髣髴させられる。ヒロインのサラが登場したとき、どこかで観たような女優だなと思っていたら、なんと若かりし日のジュリアン・ムーアであった。ただこのサラの行動がハチャメチャで、あとから来た調査団が捕獲した恐竜を逃がしたり、Tレックスの赤ちゃんを連れてきたりとやりたい放題。
 
 そしてその結果として大勢の人が死に、街が破壊されてしまうのである。ところが彼女のそんなデタラメ行動には何のお咎めもなく、何事もなかったかのように淡々とストーリーが進んでゆくのだ。もうそれだけでも一体何のためにあの島に行ったのかも不明で、ストーリーも非論理的なのだ。スピルバーグ監督は、なぜこれほど破壊された脚本を野放しにしたのだろうか。
 
 ただ恐竜の数と種類は前作を遥かに上回っているし、精巧なロボット恐竜を使った迫力たっぷり映像は、素晴らしい技術力の結晶だと感じた。また車が崖から落ちるシーンは大迫力で、俳優さんたちの命懸けの演技に感動したものの、なんとなく『インディージョーンズ』の焼き直しのような気がしないでもなかったね。そしてTレックスが赤ちゃんを探して街で大暴れするシーンは『ゴジラ』と『キングコング』と『怪獣ゴルゴ』のカクテルかな…。
 
評:蔵研人
 

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