アトリエの春、昼下がりの裸婦
★★★☆
製作:2014年 韓国 上映時間:102分 監督:チョ・グニョン
原題は『春』というような意味のようだが、どうも邦題の「アトリエの春」にぶら下がっているサブタイトル「昼下がりの裸婦」がいやらしくて余り感心しないね。確かにデッサンのモデルとして全裸になるシーンが多いし、ヘアーもはっきり映っているが、助平な映画ではなく純粋な文学作品なのだ。それに愛はあるが、セックス描写は殆どないので、くれぐれも変な期待をしないこと。
圧倒的に超美麗な映像には、思わずうっとりしてしまうが、まるでその自然描写が少ないセリフをカバーしているかのようであった。またなんとなく納得してしまう衝撃のラストも必見である。それにモデル役の女性も美しいが、何と言っても献身的で上品な妻を演じた、竹内結子似の女優さんに惹かれてしまった。
ざっとあらすじを記しておこう。
時代背景は1969年、全身の麻痺が進む難病を抱えた彫刻家ジュングは湖畔のアトリエで療養していたが、もはや生きる希望を失っていた。それを見かねた妻は、創作意欲を取り戻させようと、貧しい村娘のミンギョンを連れてくる。
アトリエでミンギョンをモデルに創作を再開したジュングは活力を取り戻す。またミンギョンも辛く貧しい家庭生活から解放され、本来の明るさを取り戻しつつあった。そしてふたりは男女関係を超えた深い絆で結ばれていく。だがミンギョンには小さな子供二人と博打三昧のDV夫がいた…。
韓国映画であるが、どちらかと言えばフランス映画のような創り方であった。
作:蔵研人
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