ヒットマン エージェント・ジュン
★★★
製作:2020年 韓国 上映時間:110分 監督:チェ・ウォンソプ
オープニングのアクションは実に素晴らしい。孤児少年だったジュンは、国家情報院に拾われて暗殺要員として育てられる。そして今や伝説の暗殺者に成長しているのだが、なんと不運にも殉職してしまう。
ところがその死んだはずの暗殺者が、10年後には売れないアホな漫画家になっているのだった。ここからそれまでシリアスだった映像から、急におバカチックな映画にチェンジしてしまうのである。これは一体どうなっているのだろうか、それまでが夢だったのだろうか、それともここは天国で、生前好きだった漫画家の夢を叶えさせたのだろうか…。どうもこの急展開には頭がついて行かないのだ。
と思ったのもつかの間、なんだ偽装死して暗殺要員から逃げ出して、夢にまで見た漫画家として生活していただけだったのだ。いろいろ考え過ぎたが、実は余りにも単純で軽薄な理屈であった。バカにするな!。もうこのあたりでこの映画を観るのは辞めようかと考え始めてしまう。だがオープニングのアクションが余りにも素晴らしかったので、もう少し我慢をして様子を見ることにした。
そのうち本人が悪党と国家情報院に追われる身となり、妻が悪党にさらわれ、娘が国家情報院に拘束され、無意味なカーチェイスが始まったりで、ハチャメチャな展開が延々と続いてゆく。ここでまたこの映画を放り投げたくなるのだが、すでに画面はクライマックスを迎えつつあり、ここで投げてはもったいないと考え直す。
そもそも自分はコメディーと言うより「おバカ映画」が苦手なので、本作は観るべきではなかったかもしれない。ただアクションが良かったことと、コメディー好きの方には楽しめるかもしれないので、その中間評価として★★★とすることにした。
評:蔵研人
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