マイ・マザー
★★★☆
製作:2009年 カナダ 上映時間:100分 監督:グザヴィエ・ドラン
ケベック州の退屈な町に住む17歳の少年ユベールは母親と二人暮らし。だが彼は母親のセンスのない服装や、度重なる小言など、彼女の全てが気に障り、その愛憎が捻じれた感情に振り回され、いつも口論となってしまうのだった。だからと言って彼は母親が大嫌いなわけではなく、心の底では深く愛しているのであった。どうも二人の会話にはすれ違いが多く、お互いに愛し合っているのにうまく表現できないもどかしさがある。
最近はシングルマザーの話が多いよね。またこの作品に登場する父親は、子育てが苦手で息子に対する愛情も希薄なように感じられた。いずれにせよ父親の登場はおまけのようであり、何と言ってもこれはマザコンの話のようである。その証としてユベールがゲイであること、年上の女性教師に惹かれているが手出しはしないことだろうか…。
それにしてもこの作品で主演・監督・脚本・製作の4つの仕事をこなしたグザヴィエ・ドランは、何と当時19歳だったと言うのだから、その恐るべき才能には脱帽するしかない。彼は現在32歳で俳優・映画監督・脚本家・映画プロデューサーをこなしており、いくつかの監督作品を世に出している。是非他の作品も味わいたいものである。
評:蔵研人
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