スノーデン
★★★☆
製作:2016年 米国 上映時間:135分 監督:オリヴァー・ストーン
元CIAおよびNSA(アメリカ国家安全保障局)職員エドワード・スノーデンの内部告発によって、アメリカ政府が秘密裏に創った国際的な監視プログラムの存在が明らかになるまでの全貌を描いたヒューマンドラマである。
何しろ実話なので迫力があり、また日本人まで監視されているとわかり脅威を感じてしまった。いずれにせよ自宅PCのカメラレンズには蓋をし、露天風呂に入るときはあそこはタオルで隠して入ったほうが良いだろう。
全般的に長くて退屈なシーンもないことはないのだが、なんとなく135分間が過ぎてしまった。ただクライマックスシーンの盛り上げ方がいまひとつ迫力不足のように感じたのは私だけであろうか。いずれにせよ民主主義の米国でもこんな行為が平然と行われていたのだから、ロシア・中国などの独裁的国家では、一体どれほどの監視システムが存在しているのだろうか、といった恐怖感にも襲われてしまうはずである。
まあドラマと言うよりは、平和ボケしている我々日本人に対する警鐘なのかもしれないと思うことにした。それにしても安定した地位、家族や恋人などを全て失い、生命の危険まで冒して祖国の秘密を暴いたスノーデンの行為を促したものは一体何だったのだろうか。彼の行為の真偽はともかくその正当性についても、このドラマだけでは理解不能で的確な判断もできなかった。
作:蔵研人
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