デス・ウィッシュ
★★★☆
製作:2018年 米国 上映時間:107分 監督:イーライ・ロス
かつてあのチャールス・ブロンソンが主役を演じた『狼よさらば』をリメイクしたアクション作品。本作の主演はダイハードのブルース・ウィルスである。
普段は真面目で暴力を振るわない外科医のポール・カージー(ブルース・ウィリス)だったが、彼が急務で病院に出勤した隙に数人の強盗が侵入する。そしてちょっとしたはずみで妻と娘が銃弾を浴び、妻は死亡し娘は昏睡状態になってしまう。
すぐに警察の捜査が始まるのだが、犯罪が多発しているシカゴでは、なかなか捜査が進展しない。そんな状況にだんだん怒りを抑えきれなくなったポールは、自分自身で犯人を探し出して抹殺することを決意するのだった。
急変したポールが極悪人どもを次々に処刑するシーンは胸がスカッとする。だがその中には犯行現場の描写がない者もいるため、なんだかポールが遊び半分に殺人ゲームを楽しんでいるようにも感じた。またポールの家族が襲われたシーンも、『狼よさらば』に比べるとだいぶ穏やかである。
もちろん極悪人たちの過激な犯行シーンは見たくはない。だがそれが余りないので、ポールの処刑も残虐性ばかりがクローズアップされてしまった感がある。またポールの私的処刑は、正義の鉄槌で正当性があるのか、いや法を犯した犯罪者に過ぎないのか、の議論はなんとなく邦画の『デスノート』と似ている。それにしても60代のブルース・ウィルスさん、ちょっとフラフラ気味だが、よく頑張っているよね。
評:蔵研人
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