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2021年12月20日 (月)

ANNA/アナ

★★★★
 
製作:2019年 米・仏 上映時間:119分 監督:リュック・ベッソン
 
 あの名作『レオン』から約25年、久々の傑作再来でリュック・ベッソンの面目躍如。やはりリュック・ベッソンの描く孤高の殺し屋は凄まじい。それもあのニキータ以上のスタイリッシュでパワフルな女殺し屋の物語なのだ。
 
 その女殺し屋の名はANNA。1990年彼女はロシアKGBに所属し、国家にとって危険な人物を抹殺するため育成される。彼女は頭脳明晰かつ抜群の身体能力を身に着けており、なんと5分で敵を40人を倒してしまう超人的な強さを発揮するのだった。
 だがあるとき米国CIAの罠にはめられ、KGBを裏切ることになる。それでKGBとCIAにそれぞれ愛人を作り、二重・三重スパイはお手のもの。そしてラストの見事などんでん返しに繋がってゆく。果たしてアナが求めていたものは、愛だったのか自由だったのであろうか…。
 
 主演のアナを演じたのはロシア出身のスーパーモデルであるサッシャ・ルスだが、よくもあれだけのアクションをこなしたものだ。それもスタントなしで満身創痍だったと言う。彼女のプロ根性には、ただただ脱帽するばかりである。
 ただなぜ2年位の訓練で彼女があれほど怪物化したのだろうか。というような野暮な突っ込みはやめておこう。本作はその豪快なアクションシーンを楽しむためにあるのだから…。
 またKGBの女上司オルガを演じたヘレン・ミレンの存在感溢れる怪演ぶりもなかなかのものである。結局のところ陰の主役は彼女だったのかもしれないね…。
 
 
評:蔵研人

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