ストレイヤーズ・クロニクル
★★★
製作:2015年 日本 上映時間:126分 監督:瀬々敬久
原作は本多孝好のベストセラー小説だ。未読であるがベストセラーなので、多分面白い小説だと思うのだが、映画のほうはいまひとつ乗り切れなかった。
極秘実験により人間の能力を限界まで発達させた子供たち。だがその見返りとして精神が崩壊したり若死したりする運命にある。
極秘実験は、政治、経済、軍事、科学のスペシャリストたちによって、同じ施設の中で二つの実験が行われた。
1つは親の世代からホルモンに働きかけて突然変異を促し、脳の限界を超えた状態で子どもを生ませるというもの。もう1つは、遺伝子操作により人間に動物や昆虫の能力を持たせた子どもを生ませるというものであった。
前者の研究は途中で打ち切られて、子供たちは里子に出されてしまう。ところが期待していた後者の子供たちは、施設から逃亡してしまうのであった。そして全ての研究は中止され施設は廃墟となってしまう。
そして20年後に、里子に出されたグループと逃亡したグループが巡り逢い、超人同士が戦うことになるのだった。
発想的にはスケールが大きいのだが、低予算のためか恥ずかしいくらい陳腐的である。これでは海外では笑いものになるだけだし、国内でも苦し過ぎるね。また超能力についても瞬間移動以外は地味で躍動感がなさ過ぎる。いつものことだが、生活慣習の違いと製作費に制限のある邦画には、SFやアクション映画は不向きだよね。
評:蔵研人
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