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2021年10月 5日 (火)

星屑の町

★★★☆
製作:2019年 日本 上映時間:102分 監督:杉山泰一

 ドサ回り専門のおじさん歌謡グループ「山田修とハローナイツ」の悲哀を描いた人気舞台「星屑の町」シリーズを映画化した作品。山田修とハローナイツは、結成から10年以上経過したグループだが、特にヒット曲もなく田舎の温泉場や体育館などで細々と活動していた。
 そんなある日、地方巡業で訪れた田舎町はリーダー山田修の生まれ故郷であり、そこには彼の弟・英二が待っていたのである。その英二の息子の幼馴染で母親がスナックを経営している愛は、歌手になることを夢に見ていた。そしてスナックの客として訪れたハローナイツの一員に、冗談半分で勧められたことからハローナイツに入団できると思い込んでしまうのだった。
 
 タイトルの『星屑の町』は三橋美智也の持ち歌であるが、本作とは直接関連はないようだ。それはそれとして懐かしいロマン歌謡が満載なので、オールド歌謡曲ファンには実に楽しく嬉しい映画である。また本作に『のど自慢』、『怪しい彼女』、『歌謡曲だよ人生は』などと同じような臭いを感じたのは私だけであろうか。
 それにしても、最近の歌はリズム中心のつぶやき型が多いので、何を聞いても同じように感じられ、年配のおじさんおばさん達には全く馴染まない。その点昭和歌謡曲はリズムとメロディーがしっくりとブレンドされているので分かりやすいのだ。だから今どきでも「純烈」なるグループが売れているのだろう。

 本作ではのんが久々に生き生きとした演技で、役柄にピタリとはまりこんでいたのが印象的であった。さて「のん」と言っても首をかしげる人が多いかもしれないが朝ドラ『あまちゃん』の能年玲奈だと言えばすぐに分かるはずである。そして本作でも、彼女抜きでは成立しなかったほどの存在感を発揮していたし、また超プロ級には及ばないものの歌もそこそこ上手かったよね。
 ラストは「やっぱりね」という感想だが、彼女が光ったのはおじさんたちが引き立て役になってくれたこともあったのだが…。その流れはなんとなく氷川きよしと似ているよね。あと前座歌手のキティ岩城を演じた戸田恵子の歌唱力はまさに本物だった。もう一皮むけば超プロ歌手級のような気がしたのは私だけであろうか。
 
評:蔵研人

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