ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏
★★★
製作:2018年 米国 上映時間:108分 監督:ジャスティン・ケリー
本作は実話で、架空の美少年作家J・T・リロイに成り済ました女性サヴァンナと、そのマネジャーに扮した実際の女性作家ローラの二人が世間を騙し続けた話である。なるほどサングラスとカツラを被った偽のJ・T・リロイは、マイケル・ジャクソンを彷彿させる中性的な雰囲気を持つ魅力的なアバターではないか。
初めのうちは書店でのインタビュー程度だったが、ついには映画化されてカンヌ映画祭にまで発展してゆく嘘芝居。マスコミの追求なども厳しくなり、とうとう嘘が公表されて大騒ぎ。という大体想定内のパターンで映画はラストシーンへ向かう。
最初は小遣い稼ぎのためにJ・T・リロイを演じていたサヴァンナだったが、だんだんことが大きくなるたびに、嘘をつき続ける葛藤に苦しみ、一度はJ・T・リロイ役を断わってしまう。だが映画の主役兼監督を熱望しているエヴァと知り合い、その魅力の虜となってしまう。そしてもう一度彼女に逢うために再びJ・T・リロイになるのだが・・・。
まあ覆面作家というのは日本でもよくあるが、アバターを使ってまで徹底して自分の存在を隠す作家が実在していたと言うことには度肝を抜かれたな。さすが何でもありの米国である。
評:蔵研人
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