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2021年8月15日 (日)

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

★★★☆
製作:2016年 米国 上映時間:115分 監督:ジョン・リー・ハンコック

 あのマクドナルド・コーポレーションの創業者、レイ・クロックの伝記ドラマである。だがあのマクドナルド・ハンバーガーの真の創業者ではないというのだ。実は本当の創業者は、カリフォルニアの田舎町に画期的なバーガー店をオープンしたマクドナルド兄弟なのである。

 そもそもレイは、ミキサーを売り歩く一介のセールスマンで、口八丁手八丁だけが売りの中年男だった。ところがマクドナルド兄弟の店を見て感動し、店舗拡大が可能なフランチャイズ権を獲得したのである。
 さらに品質重視のマック兄弟の企業理念に反してどんどん店舗を拡大しマック兄弟と争うことになるが、最終的には彼等から約270万ドルで店名と商権の全てを買い取ることに成功する。そして何の躊躇もなく『マック創業者』を名乗るのだった。

 確かに真の創業者であるマック兄弟では、これほど大規模な事業展開は出来なかっただろう。従って現在全世界規模でのし上がってきたマクドナルドは、レイ・クロックが創業者だと崇めても間違いとは言えないかもしれない。だがいずれにせよ、ここらの議論は実に微妙で迷走的なので、決定的な議論は難しいようだ。

 また極めつきは、マクドナルドはハンバーガーを売って儲けているのではなく、世界各都市の一等地に店舗を出店し、フランチャイジーからその好立地に見合った賃借料を徴収し、それを主な収益源としている「不動産投資ビジネス」なのだという事実である。まさに味も素っ気もない資本主義の申し子なのだ。
 なんだかイヤミの漂うような作品である。だがレイ・クロックを演じたマイケル・キートンの絶妙な存在感と、なんとなく憎めない人間味によって毒味が中和されていたような気がしたのは私だけであろうか。
 

評:蔵研人

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