ビッグ・アイズ
★★★★
製作:2014年 米国 上映時間:106分 監督:ティム・バートン
1950年代~1960年代に、憂いの漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博した。だが本当は妻が描いた絵を、会話と宣伝力に長けた夫が、自分名義で販売して名声を手にしていたのであった。夫に脅かされ強要されて10年以上に亘って代理絵を描き続けた妻だったが、とうとう我慢しきれなくなり、ラジオで秘密を公開することになる。
これは実話であり、ラストには実際人物の若かりし日の写真が写されるのだが、夫婦共々まるでそっくりさんが演じたように似ていたのが印象的だった。ただ妻が孤独にたえながら1日16時間も絵を描き続ける中、夫は次から次へとメディアに登場し、セレブたちと派手に遊び歩く。妻は友人とも逢えず、娘にさえ嘘をつき続ける毎日を10年以上も続けた、ということが私には理解も納得も出来ない。
当時は米国も男尊女卑の世の中だったのだろうか。いやそんなことはないはず。この妻が世間知らずで弱かったのかもしれない。
しかしながら中盤は、そのあたりの描写が延々と続くので、観ているほうはイライラが治まらない。ラストでやっと裁判になるのだが、最初からああすれば何の問題もなかったのにね・・・。それから終盤はなんだか「エホバの証人」の宣伝をしているような気がしたのは私だけであろうか。
評:蔵研人
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