ミスミソウ
★★★
製作:2017年 日本 上映時間:114分 監督:内藤瑛亮
読んではいないのだが、コミックを実写映画化した作品だという。本作は東京から閉鎖的な田舎に転校してきて、いじめの標的になった少女の復讐劇である。それにしてもいじめかたが派手で、教師も見て見ぬふり、親が頼んでも知らぬ顔の半兵衛。
それで学校を休んでいると、今度は家に石油をまき散らして放火、家族全員を焼き殺すという超狂乱ぶり。これはまさにマンガで、実際にこんな狂った中学生がいるはずがない。またその中学生達は、どう見ても高校生か大学生にしか見えないのだが、もう少しなんとかならなかったのか。
そしてついに今度は開き直った少女の復讐劇が始まるのだが、グロイシーンのオンパレードで胸くそが悪くなる。だから復讐劇にスカッと感は全く湧かず、だんだんいじめていた奴らが悪いのか、いじめられていた少女が悪いのか良く分からなくなる。
そもそもこんな大げさな大惨事を生んだのは、ある少女の嫉妬が原因であった。そしてある男の存在とその奇妙な行動。それがラストで暴発するのだが、これは本当に必要だったのだろうか。結局主犯の1人を除いて、登場人物全員が死亡。全く救いがなく、余りにも悲し過ぎる。かなり無理矢理感が漂い、なんだか残っていた切なさまでが吹き飛んでしまった気がする。
評:蔵研人
下記のバナーをクリックしてもらえば嬉しいです(^^♪↓↓↓
↓ブログ村もついでにクリックお願いします(^^♪
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ラン・オールナイト(2022.05.23)
- ヒットマン エージェント・ジュン(2022.05.20)
- 15時17分、パリ行き(2022.05.13)
- おもかげ(2022.05.09)
- チア・アップ!(2022.05.05)
コメント