英国総督 最後の家
★★★☆
製作:2017年 英国 上映時間:106分 監督:グリンダ・チャーダ
1947年のインドでは、英国からの独立が決まった。最後の総督としてやってきたマウントバッテン卿は主権譲渡の準備を進めるのだが、まだ宗教上の難問が残っていた。最終的にはインドをパキスタンとインドに分割して、宗教問題を解決するしか道はなかったのだが、英国官邸ではそのことは既に織り込み済みであり、知らないで悩んでいたのは、新任総督・マウントバッテンだけであった。
貧しいインドの中で、総督の屋敷は贅沢三昧。およそ500人もの使用人がいて、大広間と迎賓室が各3部屋、食堂は10部屋、映写室完備という大邸宅だった。このあたりの映像は、まさにゴージャスで、いかにも英国人達が贅を尽くしていたのかを批判するような映像であった。
パキスタンがインドから分離したことは歴史の授業で教えられていたが、これほど激しい宗教問題と政治的判断による分離だったとは知らなかった。それにしても歴史上の有名人物が次々と登場し、まさに英国版の大河ドラマと言った趣ではないか。
ただそれだけでは堅い話に終始するため、あえてその中にさりげなく二人の若者のラブストーリーも織り込まれているので、飽きずに最後まで観ることが出来るだろう。いずれにせよ、歴史の勉強にもなるし、スケールも大きいので、まさに映画館で観る映画だと言えよう。
評:蔵研人
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