散歩する侵略者
★★★
製作:2017年 日本 上映時間:129分 監督:黒沢清
宇宙人が人間に取り憑いて、人間の調査を行い最終的に地球を侵略するという壮大なSF作品なのだが、余りにもチンケ過ぎる仕上がりであった。ただキャストだけは、松田龍平、長澤まさみ、長谷川博己、前田敦子、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史と超豪華メンバーを揃えている。「だからこれはB級映画じゃ無いよ!」と言わんばかりなのだ。
だがストーリー構成に全く工夫が無く、人間の調査と言っても、数人の「概念」を人差し指で奪っただけだし、そもそも侵略者が3人しか登場しないのも、これから地球を攻撃するには安っぽ過ぎるじゃないか。そして最大の見せ場である宇宙人の攻撃も火の玉フラッシュ!という程度なのだ。もう恥ずかしくてとても観ていられなかった。
SF映画は莫大な製作費を湯水のように使うか、ストーリー展開と理論体系をしっかり構築することが必須である。本作は間違いなく、どちらも実現出来なかった最悪の例であろう。
評:蔵研人
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