グランド・ジャーニー
★★★★☆
製作:2019年 フランス・ノルウェー 上映時間:113分 監督:ニコラ・ヴァニエ
「バードマン」の異名を持つ気象学者で、『WATARIDORI』の制作にも携ったクリスチャン・ムレク氏の実話を基に描くドラマである。絶滅危惧種の渡り鳥たちを従えて、手動飛行機でノルウェーからフランスへ向かう少年の無謀な旅を描いている。
反抗期でゲームにしか興味のない少年トマは、ある日母親と離婚した実父のクリスチャンの元に預けられる。自然の中で鳥の研究ばかりに夢中になっている父親の家に来ても、ゲームも出来ずに、はじめは退屈でしょうがないトマだった。ところが父親が飼育していたガンの出生に立ち会ってからは、自分がガンたちの親になった気分になってガンたちと過ごすことが楽しくなってくる。
このあたりの展開まではよくある話なのだが、ふとした弾みからノルウェーから鳥たちを伴って手動飛行機でフランス目指して飛んで行く、という荒唐無稽な展開にすり替わって行くのだ。そしてあっという間に少年の冒険がネットに流され、彼は超有名人になってしまうのである。さあ果たして彼は無事フランスへ辿り着けるのだろうか。
鳥類の保護、家族愛、自然描写、そして大冒険と、様々な切り口で鑑賞できる優れものの作品である。是非家族と或いは恋人と感動を味わって欲しい一本といえるだろう。
評:蔵研人
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コメント
こんにちは。映画ブログを運営しているものです。
大自然、動物。どちらも私の大好きなテーマですねぇ。ノルウェーからフランスまで取りに引っ張ってもらって冒険するなんて、ワクワクします。
これはぜひとも見てみたいですね!
家族も恋人もいないので、一人で見るしかありませんが....
応援完了です!
投稿: 映画マン | 2021年1月19日 (火) 20時43分