ベン・イズ・バック
★★★☆
製作:2018年 米国 上映時間:103分 監督:ピーター・ヘッジズ
クリスマスイブの朝である。薬物依存症の治療施設に入所しているはずの息子・ベンが実家の前に立っていた。たぶん勝手に施設を抜け出して戻ってきたのだろう。そんなベンを見て家族は驚愕するのだが、それでも母親のホリー(ジュリア・ロバーツ)と小さい兄弟たちは大喜びする。だが継父のニールと、兄を案じながらも戸惑う妹のアイヴィーは、彼がトラブルを起こすのではないかと警戒し、ホリーが監視することを条件に1日だけの滞在を認めるのだが・・・。
クリスマスプレゼント購入のためだと、無理矢理外出を希望するベンの頼みを断れず、ホリーがベンと一緒にショッピングセンターに行ってしまったことが問題の始まりであった。そこでベンはかつての悪友に遭遇してしまうのだ。
夜の教会から家に戻ると、何者かが侵入した痕跡があり、愛犬の姿が見当たらない。それを義父に咎められて家を出るベン。それを追うホリー。そして二人で愛犬を探すことになるのだが、ここから息子を守りたい母親と、母親を巻き込みたくない息子の葛藤が始まるのである。
それにしても異常とも思える母親の息子に対する愛情を、渾身の演技力で表現した「ジュリア・ロバーツの一人舞台」という感があった。前半はホームドラマ、中盤は依存症を批判したヒューマンドラマ、そして後半はサスペンスドラマという珍しい展開。それはそれで面白かったのだが、余りにも唐突で投げやり気味のエンディングはいかがなものであろうか。もう少し感動や余韻を楽しめるような終わり方でまとめて欲しかったのだが・・・。
評:蔵研人
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