エンド・オブ・ステイツ
★★★☆
製作:2019年 米国 上映時間:121分 監督:リック・ローマン・ウォー
米国大統領シークレットサービスのマイク・バニングは、長年の激務がたたって偏頭痛や不眠症に苦しんでいたのだが、なかなか現場の仕事から離れることが出来ずに悩んでいた。そんなある日、大統領の釣りに同行することになったのだが、いきなりドローン軍団の攻撃をうけてしまう。そして警護の者は全員死亡してしまうのだが、奇跡的に大統領とマイクだけが生き残る。と言っても、大統領は意識不明のままである。
一方マイクのほうは、やっと意識が回復したものの、ベッドの中で手錠に繋がれている状態なのだ。なんと犯行に使われた車から、マイクのDNAが検出されたため、FBIはマイクを大統領暗殺未遂の容疑で逮捕したのである。
マイクは懸命に無実を主張するのだが、反証出来ぬまま拘束が続く…。誰かにハメられたのだが、なかなか真犯人が思い浮かばない。
この辺りまではミステリアスで、ハラハラドキドキの連続が続いて行く。ただそのあとすぐに真犯人と黒幕が判明してしまったところがあっけない。そしてミステリーは終了してド派手なアクション映画にチェンジしてしまうのである。
それはそれで面白くない訳ではないのだが、手垢のついたストーリーとアクションシーンに頼り過ぎた感があった。やはりどちらかと言えば、もう少しミステリアスな展開を続けて、ラストにはどんでん返しも織り込んで欲しかったね。
評:蔵研人
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