ひとよ
★★★
製作:2019年 日本 上映時間:122分 監督:白石和彌
劇作家・桑原裕子主宰の劇団KAKUTAによる同名舞台を映画化した作品。DVの夫を殺害した妻(田中裕子)と、それが原因で運命を狂わされ苦労した三兄妹(鈴木亮平、佐藤健、松岡茉優)が、15年後に再会して絆を取り戻そうとする姿を描いたヒューマンドラマである。
タイトルの「ひとよ」とは、ある人には「なんでもない一夜」かもしれないが、ある人には「特別な一夜」にもなる、という意味らしい。つまり人間は千差万別であり、意味のつけ方はその人次第だということになる。
したがって本作では、中心人物である母親と、三兄妹のほかにも、訳アリのタクシー運転手堂下(佐々木蔵之介)とその息子との関係や、認知症の母親に翻弄され続けているタクシー会社の社員の辛い親子関係などが練り込まれている。
ただ佐々木蔵之介の話に関しては、今ひとつ中途半端で消化しきれていないところが残念であった。また役者たちはそれぞれ個性を発揮して熱演していたものの、脚本の掘り下げ方が甘く省略し過ぎたのか、リアリティを感が薄く不自然な展開が多過ぎた感があった。
評:蔵研人
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