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2020年9月24日 (木)

三匹の侍

★★★☆

製作:1964年 日本 上映時間:94分 監督:五社英雄

 高齢者には、かなり懐かしいタイトルであろう。本作の原型になったのは、1963年からフジテレビ系列で放映された連続テレビ時代劇である。当時このテレビ時代劇が大ヒットし、最高視聴率は42%を記録し、全6シリーズ(157話)が約6年間に亘って放映された。その後さらにメンバーを入れ替えて『新三匹の侍』も製作されているという怪物番組であった。

 『三匹の侍』がなぜそこまで人気を集めたのか、それは斬新な殺陣と人を斬る時に「ザバッ」という擬音を初めて使ったからであろう。そのため従来には観たこともない大迫力の殺陣を満喫できたからであろう。さらにはコメディアン出身の長門勇が、「おえりゃあせんのう」など、とぼけた岡山弁を操る槍の名手・桜京十郎を演じたことも人気に拍車をかけたのである。

 映画のほうはテレビドラマ版の人気を受けて製作され、第1シリーズ放映終了後に公開された。なおストーリーはテレビドラマの第1話をベースに、三人の浪人たちが知り合い、力を合わせて事件を解決し、一緒に旅に出るまでを描いている。なお配役はテレビドラマと同様、柴左近(丹波哲郎)、桔梗鋭之介(平幹二朗)、桜京十郎(長門勇)の三匹である。

 渋いモノクロ映像と個性的な浪人たち、そして百姓の葛藤と代官の政治的な駆引きなど。なんとなく黒澤明の『七人の侍』や『用心棒』、『椿三十郎』を髣髴させられる。ただ脚本の完成度やスケールの大きさでは、遥かに及ばなかった。あくまでも本作の見所は、擬音を駆使した迫力ある殺陣と、長門勇の「おえりゃあせんのう」なのかもしれない。


評:蔵研人

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