ビューティー・インサイド
★★★★
製作:2015年 韓国 上映時間:127分 監督:ペク
男子高校生のキム・ウジンは、18歳の誕生日の朝に目覚めると、自分の顔が全くの別人に変わっていた。そして翌日からは、毎日目覚めるたびに別の顔に変化するのだった。
もちろんイケメンになる場合もあるが、ブ男になってしまうこともある。それどころか女になったり、老人になったり、子供になったり、外人になったりとハチャメチャなのだ。だから自分自身でも、写真を保存しておかなければ思い出せない。
この不思議な現象を知っているのは母親と親友サンベクの二人だけである。だからウジンが選択した職業は、ネット販売の家具デザイナーであった。これなら誰とも逢わなくて済むので、怪しまれることもない。
毎日退屈な日々が過ぎてゆくのだが、ある日家具店で働く美しい女性に一目惚れしてしまう。そしてイケメンで目覚めた日に、彼女にデートを申し込むのであった。
それにしても、ウジン役として老若男女123名の俳優が演じているのだが、その中の一人に上野樹里ちゃんまで含まれていたのには驚いてしまった。きっと彼女は韓国で人気があるのだろうね。
しかし映画だから笑って済ませられるけど、もしベッドを共にして翌朝目覚めると、隣に見知らぬブサイクなおじさんがいたとしたら「ギャー!!!」間違いなしだよね。いくら心は同じ人と言ったって絶対に無理に決まっている。
そして映画の中で彼女が言った通り、親類や友人にどう説明したらよいのか、二人の間に産まれた子供はどうなるのか。などなど問題は山積みであろう。
だからこの作品の中盤ころから、どのような結末で締めくくるのかが気になって堪らなくなってくる。しかしハッピーな結末は良いとしても、余りにも平凡で素直過ぎる幕引きには、多少拍子抜けしてしまった…。もともとが荒唐無稽な話なので、もっと想像を絶する捻りの利いたラストで締めくくって欲しかったのだ。
評:蔵研人
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