オーケストラ・クラス
★★★★
製作:2017年 フランス 上映時間:102分 監督:ラシド・アミ
挫折した初老のバイオリニストのシモンは、音楽講師として小学6年生にバイオリンを教えることになる。気難しく子供が苦手な彼は、わんぱく盛りでバイオリンを全く知らない子供たちに辟易する。だが子供たちは、次第に音楽の魅力に気付き始め、シモンもまた子供たちとの交流にやりがいを感じ始めるのだった。
最初は全くバイオリンを弾けなかった子供たち。それが最後にはコンサートで拍手喝さいを得るまでに成長する。と言ったよくあるストーリーであり、特に斬新さは感じられないのだが、ただ単に子供たちがバイオリン上手になるというだけの話ではない。
子供たちが成長すると同時に、講師のシモン自身も迷いや葛藤を払いのけて成長していくのだ。大人が悪ければ子供も悪くなり、大人が良くなれば子供も良くなるものである。
地味なフランス映画であるが、一つずつ淡々と静かに積み上げてゆく雰囲気に惹かれた。ただアーノルド以外の生徒の話も挿入したら、もっと完成度の高い作品になっていたはず。良作だが、あと一息だったね。
評:蔵研人
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