サニー 永遠の仲間たち
★★★☆
製作:2011年 韓国 上映時間:124分 監督:カン・ヒョンチョル
一流会社に勤める夫と、反抗期を迎えた高校生の娘イェビンの3人暮らしをしているイム・ナミ。実母が入院したと聞いて、病院へ見舞いに行く。その帰りに別の病室の入り口で「ハ・チュナ」という名札を見つけるのである。その名は高校時代の同級生の名と同じであった。
実はチュナはガンに侵され、余命2か月と宣告されていた。ナミはチュナに何かして欲しい事はないかと尋ねる。するとチュナは、25年ぶりに『サニー』のメンバーと会いたいと言うのだ。サニーのメンバーとは、チュナが女番長格だった時の7人の仲間たちのことである。そしてここから物語は、過去と現在を行ったり来たりしながら、サニーのメンバー探しが始まるのである。
高校時代と中年時代のサニーのメンバーたちは、全員別々の女優が演じているのだが、それにしてもよく似た女優たちを集めたものである。本作は女性版『スタンド・バイ・ミー』のような風味に加え、メンバー7人のミニ群像劇タッチの構成も面白い。ただマンガのような雑な演出が目立ったのが少し残念だったが、ラストのダンスシーンと音楽は実に素晴らしかったね。
なお本作の日本版リメイク版として、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』という作品が2018年に製作されているという。私自身はまだ観ていないのだが、もしかすると25年前の懐かしい日本の風景と、馴染みのある日本の女優が演じる映画のほうが、日本人には感情移入しやすいかもしれない。機会があれば是非レンタルして、本作と比較してみたい気分である。
評:蔵研人
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