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2020年7月12日 (日)

新エイリアン 最終繁殖

★★★
製作:2015年 米国 上映時間:85分 監督:グレッグ・キーファー

 原題は『THIRST』で「渇き」という意味だが、これではこの映画の中身が全く想像できない。そこで『新エイリアン 最終繁殖』という邦題をつけたのだろう。まさに邦題通りあの『エイリアン』のパクリなのだが、なんとご本家との差別化なのか怪物の姿は、下半身が犬のような四足歩行なのだ。そして上半身はエイリアンそのものなのだが、半分は機械でまるでロボットではないか。だが繁殖したりドロドロの液体を流したりするので、半機半獣と言ったところだろうか。

 登場人物は無名の俳優ほぼ10人少々、舞台は砂漠の中で、怪物のCG以外はほとんど金のかかっていないC級映画である。普通の人なら馬鹿々々しくて絶対に観ないかもしれない。だが私自身はこうしたC級怪物映画を観たくて、足繁くレンタルビデオ店に通った過去があった・・・。
 その中で今でも鮮明に記憶に残っている映画が、『デッドリー・スポーン(1983年製作)』と、『ザ・セラー 魔獣伝説(1989年製作)』の二作であり、本作と似たような作品であった。従って本作も、何となく評点が甘くなってしまったのかもしれない。

評:蔵研人

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