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2020年6月 2日 (火)

ジョーカー

★★★★

製作:2019年 米国 上映時間:122分 監督:トッド・フィリップス

 あのバットマンの宿敵ジョーカーが、ある事件をきっかけに精神を病みはじめ、次第に巨悪な存在に変貌してゆくまでを描いている。いわゆるジョーカー誕生秘話なのだ。また本作の中でのバットマンは、ジョーカーと接触するものの、まだ小さな少年として登場しているだけで、戦うというレベルとは程遠いので念のため・・・。
 
 ジョーカーの本名はアーサーと言い、ピエロの大道芸を披露しながら、年老いた母を労わり続けていた。そして母親の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みながら、有名コメディアンを目指し底辺からの脱出を夢見ていたのだが・・・。
 ところがある日、同僚から無理矢理拳銃を押し付けられてから、全ての歯車が狂ってしまうのである。あとは負の連鎖に巻き込まれ、哀しみの果てに、どうにもならない運命を選択してしまうのだった。

 それにしてもあれだけ減量し、ジョーカーの狂気と悲哀を余すところなく演じた「ホアキン・フェニックス」の役者魂には脱帽するばかりだ。さすが本作で、第92回アカデミー賞「主演男優賞」を受賞しただけの価値は認めざるを得ないだろう。
 結局ジョーカーは狂った殺人鬼なのだが、本作ではその狂気に同調するかの如く、貧富の差の激しい米国でのセレブ批判も忘れていない。ということは大金持ちであるウェイン財団のバットマンよりも、大悪人だが貧しさの底辺で蠢くジョーカーのほうに肩入れした作品、と言えるのかもしれない。 

評:蔵研人
 

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