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2019年12月13日 (金)

風の前奏曲

★★★★☆
製作:2004年 タイ 上映時間:106分 監督:イッティスーントーン・ウィチャイラック

 タイの伝統的楽器といわれる、ラナートの名手であるソーン師の半世をモデルにしたフィクションであるという。ラナートとは、木琴をハンモック状に吊したような楽器で、まるで電子木琴のような美しい音を奏でる楽器だった。
 タイの映画と言えば、お馬鹿で不潔な映画が多かったのだが、この映画は美しい映像とシリアスな展開に終始し、従来のタイ映画のイメージを一新してしまった。

 またシャム王朝時代の青年ソーンと、第二次大戦時の老年ソーンをパラレルに描いているため最初は少し戸惑うものの、変化があって退屈させない仕組みになっている。
 そして青年ソーンには、ライバルとの過激な演奏バトルを、老年ソーンには、風にそよぐ椰子の葉のような神秘的で、心に染み渡る演奏シーンが用意されていた。バトルシーンでは壮快感を味わい、またラストの神に癒されるような演奏シーンには、誰もが思わず大粒の涙をこぼしてしてしまうだろう。

 さらにエンディングでは、アゲハ蝶によって過去と現在が見事に繋がってゆく。またキャストについても、それぞれが個性を発揮した素晴らしい演技を見せてくれたと思う。まさに完璧に近い映画だったが、ラストの終わり方がちょっと唐突だったことだけが惜しまれる。

評:蔵研人

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