ハンターキラー 潜航せよ
★★★★☆
製作:2018年 英国 上映時間:122分 監督:ドノヴァン・マーシュ
ジョージ・ウォーレスの小説を原作とする戦争アクション映画である。と簡単に言い切れほど単純な映画ではなく、苦労人の職人同士の信頼関係を描いたヒューマンドラマ仕立てなのである。
ロシア近海で行方不明になったアメリカ海軍の捜査任務のため、攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーが出航する。艦長はジェラルド・バトラー扮するところのジョー・グラス。苦労人で部下たちの信頼も熱いが大胆不敵で独善的な行動も厭わない。
たまたまロシアでスパイ活動をしていた米軍特殊部隊の調査により、ロシアの国防相がクーデターを起こし、戦争に消極的な大統領を拘束したというのだ。この国防相は超危険人物で米国との戦争を望んでいて、どうやら先の行方不明になった米国原潜の沈没も、彼の指示によるものと思われる。
この状況下で米国は戦争開始か否かの苦渋の選択を迫られるのだが、なんと戦争反対派のロシア大統領の救出にかけることになった。そして特殊部隊が大統領救出に向かい、彼等を収容するのがハンターキラーの役割となるのだ。
ラストは派手なアクションシーンを期待していたのだが、それは良い意味で裏切られた。それが男同士の熱い信頼関係だったからである。米国とロシアの艦長同士の信頼、それぞれの部下との信頼関係、いいねえ実にいいねえ。
なんだか急に目頭が熱くなって、感動の涙に濡れまくってしまったぜ。久々に「ほんとに映画って良いですね。」と言うあのセリフが復活した感動作であった。
評:蔵研人
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