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2019年9月 1日 (日)

ザ・プレデター

★★★☆

製作:2018年 米国 上映時間:107分 監督:シェーン・ブラック

 本作は、プレデターシリーズの4作目となるが、舞台は2018年に設定されており、時系列的には『プレデター』、『プレデター2』より後だが、『プレデターズ』よりは前という位置付けになっているようである。また監督のシェーン・ブラックが、第一作で脇役として出演しているという因縁も面白い。

 さて『プレデター』はジャングルの中、『プレデター2』が都市部、『プレデターズ』は地球外の惑星だったが、本作は郊外の住宅地が舞台となっている。そして主人公が天才少年というところも、従来のシリーズとは一線を画しているような気がした。

 ひょんなことから自宅で宅急便を受け取ってしまった少年が、箱の中から謎めいた道具を見つけてしまう。そしてそれをいじって遊んでいるうちに、その道具からシグナルが発信され、宇宙から巨大なプレデターがやって来るのだった。

 さて今回登場するプレデターは、地球に逃亡してきた通常サイズのプレデターと、それを追ってやって来る巨大なアルティメット・プレデターに、ドレッドヘアのプレデター犬である。これらに立ち向かうのが、正規の軍人ではなく命知らずの退役軍人たちというところは、まさにB級映画に染まった感がある。

 まあそこそこ面白かったのだが、なぜ同じ米国の軍人同士が殺し合いをする必然性があるのかが納得できない。軍の機密事項保守のためと言っても、あれだけ大っぴらにプレデターが大暴れしているのだから、機密もへっちゃくれもないだろう。
 シリーズの中ではそこそこ楽しめる出来だったが、やはり2作・3作同様、シュワルツェネッガーの第一作には、遥か遠く及ばなかったことだけは間違いない事実である。いずれにせよ、もうこのシリーズは食傷気味かもね・・・。

評:蔵研人

 

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