坂道のアポロン
★★★☆
原作は小玉ユキの少女コミックである。原作は未読であるが、マンガとしては上質な作品であり、登場人物たちがマンガにそっくりだったのも微笑ましい。
オープニングは多忙な毎日を送る医師・西見薫が子供たちにせがまれてピアノを弾くシーンからはじまる。そして10年前に彼が転校先の高校で、不良の川渕千太郎とその幼なじみで委員長の迎律子と運命的な出会いを果たした時代に遡って行く。
ここから延々と学園ドラマが始まるのだが、彼ら三人は音楽で繋がり、そこに千太郎の兄貴格の桂木淳一とその恋人である深堀百合香が絡んで三角いや五角関係になってしまう。なかなか世の中は上手く行かないものである。そしてやっと落ち着いたかなと思った矢先、またまた残念な事態が勃発してしまうのだ。なんだかわざと不幸を煽っているような展開にかなりストレスが溜まってしまうのだが、ラストは絵に描いたようなハッピーエンドで締めくくられるのでご安心を。
クライマックスはやはりジャズの演奏シーンなのだが、西見薫役・知念侑李のピアノと川渕千太郎役・中川大志のドラム演奏がともに代役なしで演奏したと知って驚いた。また迎律子を演じた小松菜奈は、決して美人ではないのだが、クールでピュアで何となく謎めいた雰囲気に染まっていて好感を持ってしまった。いずれにせよ爽やかな気分に浸れる作品であることは間違いないだろう。
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