マチルダ 禁断の恋
★★★☆
製作:2017年 ロシア 上映時間:108分 監督:アレクセイ・ウチーチェリ
ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世と美貌のバレリーナマチルダとの、禁断の恋を描いた壮大なラブストーリーである。
舞台は19世紀後半のロシア・サンクトペテルブルク。ロシア皇帝の皇太子であるニコライ2世(通称ニキ)は、世界的なバレリーナのマチルダに盲目の恋心を抱いてしまう。
だが父のニコライ1世が、列車事故で急激に体調を崩し、王位継承の日が刻々と近づいてしまう。そしてヘッセン大公国の大公女アレクサンドラ・フョードロヴナとの政略結婚を迫られる。さらには外国勢力の台頭や国内の情勢が、マチルダとの恋の成就を難しくするのだった。
それほど期待しないで観たのだが、豪華絢爛で映像も美麗で音楽は荘厳な雰囲気を漂わせており、劇場向けで見応えのある映画であった。またロシアの歴史の一端を垣間見ることも出来、サスペンス、オカルト、復讐などを盛り込んだ欲張りな作品なのだが・・・。
ただニキの優柔不断で煮え切らない心情と、マチルダのまるでターミネーターのような執拗な追いかけが、かなりこの映画を安っぽく仕立ててしまったようだ。そしてあれだけ引っ張り続けて、あの解説だけで中途半端なまま終幕してしまったラストも、手抜きのようで非常に残念でたまらない。
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