コールド・キラー
★★★☆
製作:2017年 独・オーストリア 上映時間:95分 監督:ステファン・ルツォヴィツキー
ウィーンでタクシードライバーとして働いているエズゲが主役なのだが、とにかく異常なほど気が強くて頑固で無口な女である。そして彼女を演じているヴィオレッタ・シュラウロウ自身も、かなり個性的で凶暴性のあるような顔つきをしているではないか。
このエズゲは、ある日たまたま娼婦殺しの現場を目撃してしまったことから、その殺人犯に執拗に命を狙われることになるのだ。まず初めに子供と一緒にエズケの住むアパートを訪ねた従妹が、犯人に間違われて惨殺されてしまう。さらにそれに気が付いた犯人は、エズゲの運転するタクシーに乗客を装って乗り込み、運転しているエズゲを後ろからナイフで切りつけるのだった。
まあ普通だったら、ターミネーターのようにしつこい犯人に簡単に殺されてしまうところだろう。だがなんとエズゲはムエタイを習得しており、簡単にはやられない。逆に犯人を追跡してボコボコにしてしまうのだが・・・。ただ残念なことにエズゲには、ある弱点があった。殺された従妹が残した幼い娘である。
ストーリー構成にはいま一つちぐはぐな面もあるが、偏屈なヒロインが警官と知り合って、少しずつ愛らしく変化するところが良かったかな。また何と言っても彼女のアクションシーンが、一番の見所であることは間違いないであろう。いずれにしても良し悪しは別として、米国映画とは一味もふた味も異なる作品に仕上がっている。
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