レッド・スパロー
★★★★
製作:2018年 米国 上映時間:140分 監督:フランシス・ローレンス
主演はあの『ハンガー・ゲーム』から一躍スターダムに躍り出たジェニファー・ローレンスなのだが、いつの間にか美女になりオールヌードまで披露できる演技派大女優に成長していて度肝を抜かれてしまった。またかなりエグいシーンが多発するのだが、異色のスパイ映画としてかなり見応えのある作品に仕上がっていたと思う。
ボリショイバレエで人気沸騰中だったドミニカ(ジェニファー・ローレンス)だったが、バレエの舞台中に起きた事故で脚に大怪我をして引退を余儀なくされてしまう。そして病状の母を養うために、スパイ組織で働く叔父の奨めでやむなくスパイ養成所に入所するのであった。
そんな経緯でスパイとして育てられたドミニカだが、養成所を卒業して今度は米国のスパイと接触することになる。彼女の任務はロシアのスパイでありながら、CIAにロシア側の情報を流し続けている人物の正体を探ることであった。
それにしても養成所の訓練が、女性を辱めるような異常な売春婦訓練ばかりなのは極端過ぎないだろうか。まあ「米国から見たロシアという国家の異常さ」を分かり易く表現しているのだと考えれば良いのかもしれないが、ちょっとやり過ぎのような気がする。
ロシア独特の陰湿な雰囲気が漂い、スパイ同士の騙し合いとどんでん返しが続くので、よく観ていないと理解不能に陥るので要注意である。いずれにせよこの作品を鑑賞するには、アクションより心理戦に力点を置いた作品であることを承知しておく必要があることは間違いないだろう。
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